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しがないマーケターが書く戯言。

Books

イメージと事実を切り離す技術|ほんとうに役立つNLP

NLPは、1970年代にアメリカのリチャード・バンドラーとジョン・グリンダーが確立した能力開発手法。アメリカでは「脳の取扱説明書」と呼ばれているらしい。 山崎啓支『ほんとうに役立つNLP』を読んだ。NLPというものを初めて学んだ印象としては、NLPは全く新…

リーダーシップの本質は何か|採用基準

伊賀泰代さん『採用基準』を読んだ(正確には読み返した)。 採用基準 Posted with Amakuri at 2018.8.29 伊賀 泰代 ダイヤモンド社 Amazonで詳細を見る タイトルからは、就職や転職のための面接対策のようなイメージも感じられるが、これは、マッキンゼーで…

マーケティング理論の本質を学ぶためのおすすめ本・厳選5冊

ビジネスは机上の空論では成功しない。だから時に「理論」は軽視されがちだ。でも、一橋大学の楠木教授の言葉を借りれば、「成功の法則はないが、理論はある」。そして、「現象は変わるけれど、理論は変わらない」。だから、マーケティングの理論を学ぶのは…

スペシャリストではない「マルチ・ポテンシャライト」という生き方

プレゼンの内容 TED『天職が見つからない人がいるのはどうしてでしょう?』は、キャリア・コーチのエミリー・ワプニックのプレゼン。最近は書籍にもなっている。 マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法 Posted with Am…

世界を理解することの重要性|the four GAFA 四騎士が創り変えた世界

Google, Apple, Facebook, Amazonという世界を席巻しているインターネット巨大企業を「四騎士」に例え、その成功のメカニズムや、本質を考察したのが、スコット・ギャロウェイ『GAFA 四騎士が創り変えた世界』だ。 the four GAFA 四騎士が創り変えた世界 Pos…

企業がSNSを活用する意味とは|「いいね!」にはどれだけの価値があるか

フォーチュン500を対象とした研究では、CMO(最高マーケティング責任者)の87%が、ソーシャルメディアによって新規顧客を獲得できたかは実証できないことを認めている。らしい。 確かに、SNS、そして「いいね!」の活用を定量化することは、多くのマーケティ…

ストレスのメリットを考える|スタンフォードの心理学講義

「ストレスは必ずしも害とは限らない」という話が、自分に良い示唆を与えてくれた。 スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール Posted with Amakuri at 2018.8.10 ケリー・マクゴニガル 日経BP社 Amazonで詳細を見る 『スタンフォードの…

MBAで学んだ交渉の技術と理論|BATNAなど

僕が学んだBond BBTというオンラインMBAコースでは、交渉術を科目として学ぶ。オーストラリアの現地で、現地の教授や他の学生と一緒に実際にロールプレイなどを通してガッツリ学べるので、かなり面白かった。 このクラスは、ロイ・J・レビスキー『交渉力―最…

非デザイナー・ビジネスマンがデザインの基礎を学ぶためにおすすめの本

僕はマーケティング担当者として、広告物やWebサイトのデザインに関わることもよくあるため、デザインの基本的な知識は一応身についている。 デザインの知識があると、自分がデザイナーでなかったとしても、役立つことが多々あると感じる。もちろん、広告物…

英語の勉強法として多読の効果は|ラダーシリーズを10冊読んでみて感想

4~5ヶ月前から英語学習に多読を取り入れ、多読界(?)では有名なラダーシリーズを10冊以上読んだので感想と手応えをまとめてみる。 アインシュタイン・ストーリー The Albert Einstein Story (ラダーシリーズ Level 1) Posted with Amakuri at 2018.7.22 …

人はなぜSNSに投稿するのか|自己愛とナルシシズム

Facebook, Twitter, Instagram…僕たちは日常を切り取っては、せっせとSNSに写真やコメントをアップする。SNSに自分の日常や考えを投稿するのは、一般的に「承認欲求」を満たすためだと言われる。その背景にある3つの承認欲求については、以下の記事に書いた…

人はなぜSNSに投稿するのか|その心理と3つの承認欲求

自分のお気に入りの写真、美味しかった料理の写真、おしゃれなカフェの写真、ニュースへのコメント、仕事の成功・失敗。今僕たちは日常的に様々なコメントや写真をSNSに投稿する。時々ふと、「なんでこんなにみんな(自分含め)頑張ってSNSに投稿してんだろ…

「どこでも誰とでも働ける」から学んだ、ギブすることの大切さ

尾原和啓さん「どこでも誰とでも働ける -12の会社で学んだ”これから”の仕事と転職のルール」を読んだ。現代の仕事術、キャリアへの考え方を筆者の経験をもとに要約したような1冊だった。筆者の価値観から、学んだことをまとめたい。 どこでも誰とでも働ける…

凡人が速読せずに本を速く読むコツ|年間100冊を目指して

僕は年間100冊以上本を読む。大学院に入ってからは論文もたくさん読むようになった。ただ、いわゆる速読と呼ばれる高度な技術を持っているわけではない。凡人だ。ここでは、凡人が年間100冊読書するために、速読せずに速く本を読むコツを紹介したい。ちなみ…

経営学・事業戦略を独学するためにおすすめツール|RTOCS

大前研一さんのビジネスブレークスルー経営大学院と、オーストラリアBond大学のコラボコース、Bond-BBTは、オンラインでBond大学院のMBAが取得できるコースだ。 僕はこの大学院をもうすぐ卒業するが、この中で出会った、経営学や経営戦略を学ぶ上で、とても…

シンガポールへの弾丸旅行で学んだ生き残り戦略

シンガポールに3日間で弾丸旅行した。たった3日間だったが、事前知識通り、シンガポールという国がいかに戦略的に人と金を集め、経済成長したかを感じることができたのでまとめておきたい。 シンガポールの歴史背景 シンガポールは、1965年にマレーシアから…

「転職の思考法」から学んだキャリアの本質とマーケティング思考

北野唯我「転職の思考法」を読んだ。 このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法 Posted with Amakuri at 2018.7.8 北野 唯我 ダイヤモンド社 転職のテクニックではなく、キャリア選択の本質。 Amazonで詳細を見る 本書は、職務履…

就活の前に考えたい「職業」そのものへの理解

個人的な話になるが、僕は日本のキャリア教育に漠然とした問題意識をもっている。自分が大学生の時、他の多くの学生と同じように就活というものをしながら、就活という1年にも満たない数ヶ月の活動で、人生の大半を占める仕事を決めてしまうという危うさのよ…

トイアンナさんの「モテたいわけではないのだが」からマーケターとして学んだこと

トイアンナさんの「モテたいわけではないのだが」を読んだ。タイトルが面白いなと思ったこともあるが、フリーのマーケターとして活躍されているトイアンナさんがどんなお仕事(アウトプット)をされているんだろうという興味があって読んでみることにした。 …

社会人の学び直しの大切さと方法論|働く大人のための「学び」の教科書

東京大学・中原淳先生の書籍『働く大人のための「学び」の教科書』を読んだ。 働く大人のための「学び」の教科書 Posted with Amakuri at 2018.6.24 中原淳 かんき出版 学び直しを検討している方にはさらっと読めてオススメです Amazonで詳細を見る コンフォ…

ブログ・文章を書くことのメリット|「企業参謀」から学ぶ思考の言語化

僕は趣味でブログを書いていて、もちろん読んでいる人に役に立つ情報や、面白いと思ってもらえるような記事を書きたいと思っている。 しかし、ブログを書くことの一番のメリットは自分にある。文章を書くということは、「思考を言語化する」ということだから…

赤信号は黙って止まるべきか、考えて渡るべきか|自分のアタマで考えよう

ちきりんさんの「自分のアタマで考えよう」を初めて読んだのは、もう5年ほども前になるだろうか。 自分のアタマで考えよう Posted with Amakuri at 2018.6.23 ちきりん ダイヤモンド社 Amazonで詳細を見る この本にも影響を受け、周囲の価値観に流されるの…

「ストーリーとしての競争戦略」を個人のキャリアに活かすには

ビジネスの成功は法則ではない。ストーリーである。 一橋大学の楠木建先生「ストーリーとしての競争戦略」を読んだ。経営学といえば、3C, SWOT, 4Pなどのフレームワークがイメージされがちで、あたかも成功の法則があるかのように語られるが、本書はこれを真…

TOEICテスト・スピーキング&ライティングを実際に受験してみた

TOEICテストのスピーキング&ライティング(Speaking & Writting)を受験してみた。通常、TOEICといえば、リスニングとリーディングのテストをイメージするが、11年前の2006年にはこのスピーキングとライティングもできていたらしい。 TOEICといえば、いくら点…

若者は絶対知ったほうが良い「ゴールドカラー」という概念

「ゴールドカラー」は、僕の人生観を変えた概念だ。 人生の半径が違うゴールドカラー 経営学者のロバート・E・ケリーは、「ゴールドカラー」(1985年)の中で、「ゴールドカラー層」という概念を提唱した。これは、社会派ブロガーちきりんさんの「ゆるく考えよ…

キリスト教・イスラム教・ユダヤ教の特長と違い|ニュースの"なぜ?"は世界史に学べ

茂木誠「ニュースの"なぜ?"は世界史に学べ」を読んだ。著者は駿台予備校の有名講師ということで、さすがにわかりやすい。 キリスト教、イスラム教、ユダヤ教といった宗教の歴史を横並びで見ると、世界経済の根本的な背景が理解できる。井沢元彦さんの著書で…

MBA学生が読んでいる経営学のバイブル本15選

オーストラリアのボンド大学のMBAコースに入学して1年半以上が経ち、必須科目がほぼ履修し終わり、だんだんと卒業が見えてきた(2018年9月卒業済み)。僕の所属しているコースでは約60%が英語の講義になるため、英語でケースや論文を読むことも多いのだが、…

「ハイパワーマーケティング」から考えるテレマーケティングで大切なこと

実践マーケティングの巨匠ジェイ・エイブラハムの著書「ハイパワーマーケティング」を読んで考える2記事目。同著には、テレマーケティングについても以下のように述べられている。テレマーケティング、つまりは営業電話のことだ。 新訳 ハイパワー・マーケ…

「ハイパワーマーケティング」を読んで考える、「実行」の大切さと難しさ

実践マーケティングの巨匠ジェイ・エイブラハムの著書「ハイパワーマーケティング」を読んだ。世界中のコンサルタントがネタ張として愛用し、ほとんどのマーケティング関連書籍のノウハウは、この本から引用されているとも言われている。 ビジネスモデル、US…

マザーハウス「三方良し」の商売

山口絵理子さんの「裸でも生きる」を読んでまた考えたこと。 山口さんが25歳という若さで、バングラディッシュで創業したマザーハウスの魅力は、昔ながらの言葉で言うと、「三方良し」の商売。「三方良し」とは、「買い手良し」「売り手良し」「世間良し」つ…