MBA :社会人大学院で学んだこと
組織行動学において、従業員のモチベーションに関する研究は数多くある。そのモチベーションに大きく影響を与える一つの要因として「職務設計」つまり仕事の内容が挙げられる。 では、人のモチベーションを高める仕事の特性とは何なのか?この記事では、「職…
Udemyで無料マーケティング講座を作りました。マーケティング的な思考方法、王道のフレームワーク、消費者心理学といった、マーケティングの基本となる知識を30分で学ぶことができるコースです。ぜひお試しください! 概要とゴール この講座では、マーケティ…
この記事では『eクチコミと消費者行動 情報取得・製品評価プロセスにおけるeクチコミの多様な影響』菊盛真衣(千倉書房 2020)について、内容を要約した後、考察を述べたい。 eクチコミと消費者行動 posted with ヨメレバ 菊盛 真衣 千倉書房 2020年02月26日…
インターネット、そしてTwitterや Facebookなどのソーシャル・メディア(SNS)上で個人が簡単に発信できるようになってから、“クチコミ”は企業のマーケティングにとってさらに重要なものになった。 この記事では、「なぜ人はクチコミをするのか」という問題…
マーケティングの神様、フィリップ・コトラーの「マーケティング5.0」を読んだのでざっくり概要と感想をまとめたい。 こちらが最近(2022年4月)に出版された日本語翻訳版。 以下は英語版の原著。ちなみにこの記事は、英語版の原著を読み書いている。 概要 「…
かつての顧客はマーケティング・キャンペーンに影響されやすかった。また、権威者や専門家の助言を求め、それに耳を傾けた。だが、さまざまな産業にまたがる最近の調査によると、マーケティング・コミュニケーションよりもFファクター(friends 友達、famili…
この記事では、マーケティングの神様、フィリップ・コトラー教授の「マーケティング3.0」と「マーケティング4.0」を読んで、そのエッセンスを整理したい。 コトラーのマーケティング3.0 posted with ヨメレバ フィリップ・コトラー/ヘルマワン・カルタジャ…
マーケターに求められる知識とスキル マーケティング実務家として求められる知識やスキルとは何だろう。マーケティング担当者と一言で言っても、業界や企業、事業会社と支援会社(広告代理店やコンサルティングファームなど)によって具体的な仕事内容は大き…
この記事では、プロスペクト理論、ナッジ理論など、行動経済学を代表する30の基礎理論を箇条書きでまとめた。マーケティングの実務でもよく使う考え方ばかりだし、マーケティングを担当していなくてもあらゆるビジネスで役立つ理論ばかりだと思う。 無料Udem…
約2年前に始めたオンライン英会話の受講は累計500回を超えた。2019年7月に上海に赴任して以来、英語のペースが落ちているものの、コツコツと勉強を続けている。この記事では、これまでの英語学習経歴を振り返り、到達したレベルを紹介したい。 僕はこれまで…
内田学「MBAエッセンシャルズ」は、タイトル通りMBAで学ぶ主要な知識を1冊で網羅できる良書だ。横浜商科大学教授の内田氏の他にも、7名の経営学の専門家たちによって執筆されている。 MBAエッセンシャルズ第3版 posted with ヨメレバ 内田 学 東洋経済新報社…
2018年、僕はオーストラリアBond大学のオンラインMBAプログラムを卒業した。オンラインプログラムというと家で1人で勉強するだけ、と思われがちだが、本プログラムでは、卒業までに最低2回、オーストラリア現地のプログラム(1回あたり約1週間)に参加する必…
この記事では、経済学を本格的に学んだことがない人が、その基礎を学ぶためのおすすめ本を紹介したい。 経済学というと、社会科の一部?とか、難しい数学の知識が必要?などのイメージを持つ方も多いかもしれない。経済学は、その言葉が指す範囲が広くとらえ…
ビジネスは机上の空論では成功しない。だから時に「理論」は軽視されがちだ。でも、一橋大学の楠木教授の言葉を借りれば、「成功の法則はないが、理論はある」。そして、「現象は変わるけれど、理論は変わらない」。だから、マーケティングの理論を学ぶのは…
この記事では、ファイナンス(財務)を本格的に学んだことがない人が、基礎を学ぶためのおすすめ本を紹介する。 アカウンティングと同じように、ファイナンス業務の経験がない自分にとって、MBAのファイナンスの授業はなかなか過酷だった。ここでご紹介する…
この記事では、アカウンティング(会計)を本格的に学んだことがない人が、基礎を学ぶためのおすすめ本を紹介する。 僕は日常の業務で、財務諸表を扱うことはほとんどなかったために、MBA時代はアカウンティングの授業が最も苦手意識があった。そんな中ここ…
この記事では、統計学を本格的に学んだことがない人が、統計学の基礎を学ぶためのおすすめ本を紹介したい。 卒業したMBAプログラムでは統計学の授業があった。僕の本職はマーケティングであるため、データ分析は日常的に行うが、正直高度な統計学の理論を使…
バイロン・シャープ「ブランディングの科学」を読んだ。評判通りのかなりの良書だった。ここで語られているのは、ブランディングというよりは、「マーケティング」や「戦略」といったビジネスの根幹の部分だと思う。 ブランディングの科学 posted with ヨメ…
ここでは、「経営学?MBA?何それ食えんの?」という人のために、経営学の代表的な理論を中学生でもわかるように解説した記事をまとめている。 「経営学」とは、会社を運営していくための知識や心構えを学ぶための学問。例えば、どうやって商品を作って、ど…
この記事は、「競争戦略?何それ食えんの?」という人のために「ポーターの競争戦略」を中学生でもわかるように解説した記事だ。 マイケル・ポーター氏は、世界で最も有名な経営学者の1人で、ハーバード・ビジネススクールの教授だ。そのポーター氏が専門と…
この記事では経営学を学ぶ上で、バイブルと言えるような本をまとめてみる。 ビジネススクールの入学の難易度は、そのビジネススクールによってピンキリだが、学ぶ内容自体は、どのMBAでも大きくは変わらない。なぜなら、どのスクールも世界的にも認められて…
この記事は、「マーケティング?何それ食えんの?」という人のために「マーケティング近視眼」を中学生でもわかるように解説した記事だ。 「マーケティング近視眼(Marketing Myopia)」は、セオドア・レビットというハーバード大学の教授が1960年に発表した…
この記事は、「ブルーオーシャン?何それ食えんの?」という人のために「ブルーオーシャン戦略」を中学生でもわかるように解説した記事だ。 「ブルーオーシャン戦略」は、W・チャン・キム とレネ・モボルニュという有名な教授が提唱した経営学の理論であり、…
この記事は、「イノベーション?何それ食えんの?」という人のために「イノベーションのジレンマ」を中学生でもわかるように解説した記事だ。 「イノベーションのジレンマ」は、クレイトン・クリステンセンという超有名な経営学の教授が提唱した経営学の理論…
「ハーバードビジネスレビューBEST論文10」は、マーケティングやマネジメントに関わるどんな人にもおすすめできる1冊だった。 ハーバード・ビジネス・レビューBEST10論文―世界の経営者が愛読する Posted with Amakuri at 2018.11.26 ハーバード・ビジネス・…
DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー「マーケティングの教科書」に掲載されている論文「営業とマーケティングの壁を壊す」(著:フィリップ・コトラー、ニール・ラッカム、スジ・クリシュナスワミ)を読んで、事業会社のマーケターとして働く自分は多い…
オーストラリアのBond大学と、BBT経営大学院が提供するコラボコース、Bond University BBT MBA Programを卒業した。この記事では、将来MBA進学を検討されている方のご参考までに、卒業までの全コースの概要と簡単なレビューをざっとご紹介したい。 *Bond Un…
競争戦略に続いて、マーケティング理論の全体像を一枚図にした。一応マーケティングが専門なので、関連記事をすでに多く書いてきたが、ここではベーシックなマーケティング戦略というものの全体像を示したい。 *関連:競争戦略の理論を一枚図で理解する|5…
マーケティングの世界には実に様々な理論やフレームワークが存在する。ここでは説明を省くが、4P、3C、SWOT、クロスSWOTなどはその代表例だ。その中にAIDA(アイダ)と呼ばれるものがあることを多くの人はご存知かもしれない。 僕は、このAIDAの考え方をしっ…
経営学(MBA)には、「競争戦略論」という分野がある。様々なフレームワークで語られるこの分野だが、その学びとマーケティング担当者としての実務経験を通して、全体像を整理した。具体例を交えながらまとめてみる。 ちなみに、この記事は主にマイケル・ポ…