しがないマーケターの戯言

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仕事がツライ時に|ストレスマネジメントの方法

ストレスマネジメントの方法

ストレスマネジメントの方法

仕事がツライ時期は誰にでもある。どんな職業であれ、どんな優良企業であれ、常に楽しく働いている人なんてそうはいない。

自分も当然例外ではない。10年以上サラリーマンをやっているが、仕事がツライ時期、ストレスで逃げたくなる時期は何度もあったし、今後も間違いなくある。最近では、上海に赴任してきてから、特に最初の半年くらいは特にキツかった。初めての海外生活、初めての海外勤務、全く話せない中国語の壁で、正直自分のメンタルが壊れてしまわないか心配な時期もあった。

自分は幸いにもまだメンタルが壊れてしまった経験はまだない。でも、今後はわからないし、それはすべての人に起こり得ることだと思う。この記事では、自分は「今やばいかも」と感じた時に、自分のメンタルをケアするために実践していることを整理したい。

すべて自己流というわけではない。参考にしている書籍を随時紹介するので、詳しく知りたい方はぜひどうぞ。

とにかく寝る

寝る猫

十分な睡眠を取ることは健康の基盤だ。どんなストレス発散方法よりも効果がある。忙しくても睡眠時間を捻り出す。平日は最低6時間。できれば7時間。週末は8時間。

本当の激務で、平日6時間睡眠なんて確保できないという人もいるかもしれない。自分も平日は3時間睡眠が続いた時もあった。その場合は、週末にできるだけ予定を入れずにまとめて睡眠時間を取ることをお勧めしたい。

自分の経験では、睡眠の貯金はきない(事前にたくさん寝たからといって、後で寝なくて良いわけではない)けど、睡眠の借金返済は可能(平日に睡眠不足が続いても、週末にたくさん寝ればある程度取り戻せる)だ。

20代前半の激務時代に、平日3時間睡眠が続いて、土曜日に18時間連続で寝たことがある。夜中に帰宅して深夜3時に寝て、翌日起きたのが夜の9時だったのであの時は自分でも驚いたし本当に目を疑った。(そして起床3時間後にまた寝た)あんな無茶は20代前半だからできたことだしもう2度と経験したくない。

運動する

ストレッチをする女性

よくメンタルを安定させるために筋トレが良いという話を聞くが、確かに運動することは効果がある。個人的には筋トレでなくても、ランニングやストレッチでも良いと思う。瞑想による効果も実証されている。

自分の考えでは、脳を仕事以外の別のタスクに集中させる時間を持つことが大事なのだと思う。だから、僕は仕事で自分のメンタルをケアする必要を感じた時には、平日の寝る前に1分間のストレッチと、1分間の瞑想を取り入れている。いくら忙しくてもたった2分が捻り出せないことはないはずだ。そして週末の時間がある時にはランニングをしたり筋トレをしたりしている。

このあたりを詳しく知りたい方は以下をどうぞ。

 仕事以外のことに頭を使うという意味では、語学の勉強も地味にメンタルに良いと思っている。語学の勉強には反復練習が必要だ。ただ読むだけではなく、音読したり、英会話レッスンで外国人の先生と話すことも重要だ。ある意味、こういったトレーニングは、ランニングや筋トレなどの運動にも近いところがある。

食事に気を使う

健康的な食事

睡眠と同じく、当然だが食事も健康の基盤だ。子供の頃から聞き飽きていることだと思うが、きちんと野菜を取る。糖分や塩分の多いお菓子類を避ける。もし自分で作る時間がないとしても、日本には幸いにも、野菜も取れて美味しくて安い定食屋がたくさんあるはずだ。マクドナルドやカップラーメンを避けて、定食屋さんに行こう。大戸屋とか。(正直7、800円であのクオリティの定食が食べられるなんて日本はなんて素晴らしい国だと思っている)

以下の書籍は、研究論文により実証されているのかどうかということを基軸に、健康に良い食事とそうでない食事を分けている。結論としては、野菜、果物、魚、ナッツ類を積極的にとるべきで、逆に白い炭水化物(白米含む)や加工された果物(サプリやジュースなど)は避けるべきだとされている。

 仕事は仕事と割り切る

仕事をしている

メンタルに負荷がかかっている時には、意識してマインドセットを調整することはとても有効だ。まず、仕事は仕事と割り切る。これはネガティブな考え方に思えるかもしれないが、メンタルの負荷を下げるには良い方法だ。仕事や上司、労働環境に対して、期待が大きければ大きいほど、ギャップに悩まされることになる。良い意味で期待しない。苦しいのは当たり前と理解して、やるべきことを淡々とやるというマインドセットは苦境を乗り越える一つの手段だ。

そもそも冷めたことを言うようだが、仕事への情熱ややりがいというのは、あとからついてくることが多い。僕は学生の頃からマーケティングの仕事がやりたいと思っていたわけではない。やりたかった仕事がたまたま広告に関係していて、やっているうちに面白さがわかって、マーケティングのキャリアが広がってきただけに過ぎない。

このあたりは以下の書籍をご参照。

周囲の目を遮断する

ストレスの原因は人間関係であるケースが多い。だからこそ、周囲の評価を意識してシャットダウンすることは重要だ。周囲は自分が思っているほど自分を見ていないし興味もない。上司からの評価が下がったからといって、あなたの人生全体から考えると、大きな問題ではない。ただただ、自分に誠実に仕事ができていればOKと考えよう。

仕事外では仕事のことを考えない

仕事をしていない時に、仕事のことを思い出すのは良いとはいえない。正直気持ちは痛いほどわかる。忙しい時ほど、「あれもやっていない」「これもやっていない」「次の会議憂鬱だな… 」休日でも色々なことを考えてしまいがちだ。

しかし、仕事外の時間でそのことを心配しても仕事は前には進まないし心配事は解決されない。仕事をしている時は目の前のことに集中してしっかりと向き合う。でも仕事から離れている時間は、目の前の瞬間(食事でもシャワーでも趣味でもいい)に集中して向き合うことがメンタルヘルスの向上には有効だと思うのだ。このあたりは以下の書籍をご参照。

以上、仕事のストレスを感じた時に、騙されたと思って試してもらいたい。