しがないマーケターの戯言

読んで学んで、物を書/描く。

Oxford Bookwormsで英語多読をした感想

Oxford Bookworms

Oxford Bookwormsというシリーズで、英語の多読を始めた。”Bookworms”は直訳すると「本の虫」。本が好きでかじりついている人のことを指すようだ。

Oxford Bookwormsは、 イギリスのオクスフォード大学から出版されていて、古典、現代フィクション、ノンフィクションなど様々なストーリーを英語で楽しめる多読のシリーズ本。難易度がStarterからLevel7まで8段階に分かれている。

 僕が最近この本を読み始めたのは、1つは英語の勉強をもっと楽しみながら続けたいと思ったから。上海に来てから、仕事で英語を使うことはなくなったし、特定の資格試験に急いで合格する必要もない。だから、英語「を」勉強することから、英語「で」知識を得たり楽しんだりする方法にシフトしたいと思ったのだ。

2つめの理由は、単純に「中国でも手に入りやすい」から。中国では外国の出版物に対する規制が厳しく、あまり多くの種類が流通していない。僕は多読を楽しむために、以前「ラダーシリーズ」という日本の本を愛用していたのだが、それも中国では手に入らない。もちろんiPadでキンドルのアプリで電子書籍も買えるのだが、英語の読書は紙の本で楽しみたい。そんな中で、このOxford Bookwormsは、中国のECサイトでたくさんの種類が買えるようだったので試してみたのだ。

※ラダーシリーズの感想はこちらから。

iroiromanabu.hatenadiary.jp

こちらは読んだBookwormsの1冊”The Summer Intern”、ファッションECサイトの会社でインターンとして働くアナという学生の短編小説。レベル2なので簡単で読みやすい上に、ビジネスのシーンも多く楽しめた。

さて、このOxford Bookwormsを数冊読んでみていくつか感想をまとめたい。

種類が多い

公式サイトによると、このシリーズは260を超えるストーリーがあるらしい。フィクションもノンフィクションもあるので、自分が興味を持てる内容を選ぶことができる。特に小説は本当に多彩だと思う。僕は普段はあまり小説は読まないのだが、今回はいくつか買ってみた。ラダーシリーズのほうがノンフィクションは面白そうな内容が多い印象。

薄い

これは英語学習のモチベーションという意味では地味に大事だと思うのだが、1冊それぞれがとても薄くて、時間をかけずにどんどん読める。達成感を感じやすい。

 英語だけで学べる

イギリスの大学が出版しているので当然だが、日本語の解説や訳は全くない。個人的にはそれがまた良い。日本語に訳さず、多少わからない表現があっても文脈から想像しながらとにかく読み進めるという経験ができるし。また、それにより勉強している感が少ないので、純粋に楽しめる。レベルは簡単なものからも選べるので、いきなり分厚い洋書を読み始めるのはハードルが高くても、これなら楽しめる人も多いと思う。

デザインが良い

これは内容とは全く関係ないのだが、単純にデザインがシンプルで良い。変に英語学習用の感じがなく、あくまで個々の書籍としてデザインが成立している。思わず集めたくなる。

 

+++++

英語でも中国語でも、語学の勉強は長期戦だ。いかにコンスタントに続けられるか、自分が楽しめる方法でやるかが大切だと思う。すぐに流暢になるなんてどうせ不可能なのだ。

そして「楽しめる方法=海外ドラマを観る」というのも人によっては当てはまらない。僕は英語の学習を抜きにしても、昔から読書が好きなので、多読という方法は自分の嗜好に合っていると思う。

動画もやってます。