電通から公表されている「日本の広告費」「世界の広告費」より、広告費の割合と構造をインフォグラフィックにまとめた。
テレビとインターネット広告が2強
2018年の日本の総広告費は、6兆5,300億円。その半数以上をテレビ広告(29%)とインターネット広告(27%)が占めている。インターネット広告については、5年前の2014年に比べて+87.5%という驚異的な成長を遂げている。
意外と強いプロモーションメディア
新聞・雑誌といった伝統的な紙媒体のマスメディアが衰退する中、「プロモーションメディア」は、なお重要性を示しており、広告費全体の32%を占める。「プロモーションメディア」とは、屋外広告(看板など)や、交通広告、ダイレクトメールといったメディアのこと。
特に屋外広告と交通広告は5年前に比べても衰退するどころか、成長している。今なお、オフラインの広告は企業に求められているということだ。
世界よりややデジタルが低い
世界の広告費と比較すると、ほぼ構造は同じだが、デジタル広告が日本は低いことがわかる。(世界との比較は、世界の広告費の調査項目に合わせて、日本の項目も絞っているため、最初の数値とはやや結果が異なる)
*参考:株式会社電通「日本の広告費」「世界の広告費」