しがないマーケターの戯言

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英語と中国語を並行して勉強するコツと具体的な方法

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現在英語と中国語を並行して勉強している。現時点(2019年)のレベルはTOEIC LR875/S160/W170, HSK5級。この記事では、2言語を並行して勉強するコツと、その具体的な方法についてまとめたい。

僕が英語と中国語を並行して勉強する理由

僕は今(2019年現在)上海で働いている。同僚はほぼすべて中国人であり、社内公用語は中国語なので、中国語ができないと話にならない。中国語については、環境としては勉強せざるを得ない。

また、英語はここ数年継続的に勉強している。長期の留学経験は無いものの、以前のオフィスでは外国人同僚も多く、英語を仕事で使う機会も少なくなかったからだ。今は上海に来て仕事上で英語を使うことはなくなった。でも当然ながら、長期的に自分のキャリアを見ると英語をある程度使えることは非常に重要だ。ここで辞めてはもったいないと思い、今でも英語の勉強は続けている。

ともあれ、その必要性以前に、個人的には語学の勉強が好きなのだ。語学力を本当に実務で使えるようになることは相当なエネルギーと時間が必要だ。でもやればやるだけ少しずつ効果が出ることには中毒性がある。そして、学生時代にスポーツに長年打ち込んできた自分にとっては、トレーニング感覚で楽しめる存在なのかもしれない。

以下は中国語の勉強を始めた時に感じた2言語を並行して学ぶことのメリット。

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英語と中国語を並行して勉強するコツ

語学学習のコツは、月並みだが「例え少しでも毎日継続すること」に他ならない。これはスポーツや楽器の演奏などでも同じ。1日体を動かさないだけで、1日楽器に触れないだけで感覚は鈍るし積み上げてきたものは崩れる。

さらに言えば、英語には「読む・聴く・話す・書く」という4技能と呼ばれる側面がある。この4側面すべてに毎日触れて積み上げる。例え1日の勉強時間は短かったとしても。というのが僕が考える英語と中国語を並行して勉強するコツだ。

毎日4側面に触れる具体的な勉強方法

それではどのような方法で毎日「読む・聴く・話す・書く」という4側面に触れられるのか、僕が実践している具体的な方法を紹介したい。

<毎日やること>

朝の出勤前にカフェで英語に約20分、中国語に約20分の時間をとる。英語と中国語ともに、「多読系のテキストを2題ほど音読し、音声を聴く」。これにより、「読む・聴く」の2側面に触れることができ、レベルや目的に合ったテキストを選べば、語彙力も伸ばすことができる。ちなみに、多読系のおすすめテキストについては以下の記事で紹介しているのでご参照。

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また、この20分の間に瞬間英作文(中国語)系のアプリに5分で良いので取り組む。これにより、アウトプットの側面(話す・書く)に触れることができる。アプリは以下がおすすめ。

スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング

スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング

Beret Publishing Co. INC¥1,220posted withアプリーチ

話すための「中国語フラッシュトレーニングLevel2」

話すための「中国語フラッシュトレーニングLevel2」

Craft-Works Inc.¥250posted withアプリーチ

この201セットを出勤前だけではなく出勤後もやれば、英語と中国語それぞれに140分程度の勉強時間は確保できる。

また、朝の時間に英語と中国語を両方やることにも意味がある。特に会社員であれば、夜は残業や他の予定が入ることもあるだろう。もし、夜勉強の時間を確保できない日があっても、朝に英語と中国語の両方を勉強しておけば、時間は短くとも毎日両方に触れられるサイクルを作ることができるのだ。 

<週末やること>

もちろん、毎日40分の勉強というのは、語学学習にとって十分とは言えない。会社員としてフルタイムで働いている自分としては、少なくとも週末は上記にプラスして勉強時間を確保したいと思っている。

 自分の場合は、金曜、土曜、日曜日の3日間は、できるかぎり中国語教室とオンライン英会話を利用してリアルに会話をする時間を作っている。瞬間英作文系のアプリは擬似アウトプットのツールとしては非常に便利だが、やはりリアルに対人コミュニケーションをとることは語学学習において欠かせない。

確保できる勉強量

以上のように、1言語あたり毎日40分+週末は23時間程度の勉強時間を生み出せれば、1ヶ月あたり概算で約30時間の勉強量になる。1年続ければ360時間だ。継続すればするほど、差が生まれる勉強量にはなるのではないだろうか。

 

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具体的な勉強法はさておき、語学学習において何はともあれ重要なのは「毎日継続すること」であることは間違い無いと思う。少しでも継続しやすい自分に合った方法を見つけられると良いと思う。