語学学習において、最も大事なのは継続することだ。特に大人の学習者は、時間がかかって当然だし、いくら勉強してもネイティブレベルになることはないので、長期的に学習をする必要がある。
まだ基礎力がない初学者の時期は、テキストや単語帳でゴリゴリ勉強することが必須だ。しかしある程度基礎力がついて、中級レベルに達して以降は、いかに無理なく続けられるか、ということがキモになってくると思う。
僕は英語と中国語の学習者だが、ここ最近は「勉強をする」時間は最低限にし、娯楽や他の学びに英語や中国語を組み込むことでゆるゆると学習を続けている。ゆるゆると言っても、その言語に触れている時間は割と多いと思う。
そこでこの記事では、英語・中国語を楽しく学ぶために僕が実際にやっていることをご紹介したい。
YouTube
語学学習において、これを使わない手はない。自分の好きな分野、興味のある分野を、その言語で検索してみよう。ネイティブスピーカーたちのコンテンツが山のように出てきて、しかもその言語の字幕付きで見ることができる。無料でこんなにネイティブスピーカーの英語・中国語に、しかも字幕付きで触れられるなんて、本当にありがたい時代だと思う。
例えば、僕はグラフィックデザインを独学したいので、最近は”Design basics”や”illustrator tutorial”などで検索し、プロのデザイナーがデザインの基礎やAdobeツールの使い方を解説した動画を英語で観ている。
中国語でも同じだ。僕は上海に住んでいるので、上海のおすすめスポットや、中国人の若者のキャリアに関する、自分が興味のある分野の動画を探して、それを中国語音声・中国語字幕で観ている。中国語の場合は、bilibiliという中国語版YouTubeで探してみるのも良いかもしれない。
ポイントは「語学学習のつもりで見ない」ということだ。あくまで他のことを学んだり、楽しんだりするためにその動画を観る。生活の中にその言語を溶け込ませることが重要なのだ。
Netflix
これもありきたりかもしれないが、Netflixで英語のドラマや映画を英語音声・英語字幕で観るのもおすすめ。週末に1本映画を観れば、それだけで2時間英語に触れたことになる。
僕はメインアカウントとは別に、英語で呟く専用のアカウントを持っている。メインアカウントで呟いたことを参考にしながら、時間がある時に英語でも呟いてみる。それだけでもスピーキング・ライティングの練習になるし、継続していればネイティブスピーカーとの交流の場にもなり得る。中国語の場合は中国版TwitterであるWeiboでも良いかもしれないし、Twitterにも中国人はたくさんいるので、交流に挑戦しても良いと思う。
ラダーシリーズ
読書が好きな人におすすめなのは、英語学習者を対象にシンプルな英語で書かれたラダーシリーズという多読本。内容は小説、ノンフィクションの偉人伝、歴史などジャンルは多岐に渡る。
僕は読書が好きで、特にノンフィクションや歴史の本をよく読むので、このシリーズは読んでいてとても楽しめる。もう30冊くらいは読んだと思う。1冊1冊は薄くてコンパクト、持ち運んでカフェで読むのにも最適だ。
内容についての詳細は以下の記事にまとめているのでご参照。
また、オクスフォード大学から出版されている似たシリーズOxford Bookwormsもおすすめ。ノンフィクションが少なめなので、小説が好きな人はこちらも楽しめると思う。
以上、英語・中国語を楽しく学び続けるために僕がやっていることをご紹介した。ご参考まで~