しがないマーケターの戯言

読んで学んで、物を書/描く。

【大人の学び直しに】社会人大学院生として意識している、生産性の高い8つの勉強法

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現在、僕はマーケターとして事業会社で働きながら、経営大学院のオンラインコースで学んでいる。社会人大学院生としての生活も3年目に入り、もうすぐ卒業が見えてきた。そして、大学院の勉強と仕事で英語が必要なこともあり、英語も日々勉強しているし、読書も月に5冊くらいはできている。

「学び直し」という言葉は、最近メディアでもてはやされるキーワードだが、社会人が働きながら何らかの勉強するということは、学生の時とは大きく違う。学生の時は、基本的には勉強が本業(もちろん部活動も毎日あった人も多いと思うが)。それに対し、社会人の勉強は、仕事や家族との多大な時間と並行して時間を作りださなければならない。つまり、時間がない。だからこそ、時間と場所を効率的に使って、生産性の高い勉強方法を選ぶべきなのだ。

アウトプットを中心にする

中高生の頃の勉強は、100点をとるための勉強」だ。テストの出題範囲が決まっていて、それを網羅的に勉強する。一方で、社会人になってから学ぶことは、ビジネスやコミュニケーションなど、正解が一つではなかったり、極めるには学ぶ範囲が広すぎたりすることが多いもの。教科書的な本を読むだけで全体を理解し身につけるのは無理である。

だからこそ、アウトプットを中心にすることが必要だ。まずレポートを書き始めて、必要な情報を集めていく。資格の勉強なら、まず問題を解いてみて、必要なことを調べていく。など、アウトプットをしてみて、自分に必要な情報を取りに行くという順番のほうが、より効率的だし頭に入ってくるものだ。資格取得を目的としていない場合は、ブログなどに記事としてまとめてみたり、同僚などに勉強したことを教える場をもつのも良いだろう。

完璧主義にならない

限られた時間の中で勉強をするのだから、研究者のように隅から隅までそのテーマについて勉強することはかなり難しいはず。だからこそ、あくまで目的を達成するための勉強と割り切るべきだと思う。

資格の試験を受けるのであれば、過去問を解くのに必要なことだけを学び、ビジネススクールの勉強などであれば、アウトプットのために必要な研究や事例の情報収集に集中する。間違っても綺麗にノートをまとめることなどに時間を使わないほうがいい。本屋にいけばあらゆる分野の要点がまとまった書籍やテキストがある。綺麗にまとめることに時間をかけず、すでにあるものを有効活用したい。 

朝の時間を使う

朝の時間を使って勉強する時間を固定することは強くオススメできる。自分の場合は、会社に行く前の1時間を勉強すると決めている。本業が間に合わず、その1時間を仕事に充てることも時々あるが、基本的には死守するようにしている。時間を固定することで、勉強時間をより確実にとれるし、朝のすっきりした頭で考えると生産性も上がる。

飲み会を減らす

人付き合いも大切な社会人。しかし考えてみると、重要ではない飲み会というのも多いはず。1回飲み会に行くと、3時間・4時間と平気で時間が経ってしまいまう。飲みすぎると、朝も早く起きられないかもしれない。飲み会に頻繁に行くのを少し我慢する、断る勇気を持てば、勉強するための時間が一気にできる。

毎日勉強する

個人的には、「できるだけ勉強する」よりも「毎日勉強する」ほうが簡単だ。勉強するかしないかを、その日その日で判断していると、「今日は勉強しない」という判断を下す言い訳をしてしまいがち。「今日は勉強するかどうか」という選択をそもそもなくしてしまって、毎日勉強すると決めれば、イヤでも勉強する時間をとれる。

「イノベーションのジレンマ」で有名なハーバード・ビジネススクールの教授クレイトン・クリステンセンは、著書の中で「自分のルールを100%守ることのほうが、98%守ることよりもたやすい」と言っているが、僕が言いたいことはそれと似ている。

イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ

イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ

Posted with Amakuri at 2018.6.30

  • クレイトン・M・クリステンセン, ジェームズ・アルワース, カレン・ディロン
  • 翔泳社

 

人と話す

同じ勉強をしている人と、話す時間を設ける。一緒にコーヒーブレイクを15分とるだけでも良いかもしれない。一人で勉強していると気づかないことを、他人は当たり前のように知っていたりするもの。反対に、その相手に教えられることもある。また、相手の進捗を聞くことで、危機感を持って勉強のモチベーションが上がる。

カフェを使う

家で長時間集中できない場合は、カフェを上手に使う。これは好みによるが、自分の場合は椅子に座っていることや、周りにある程度の雑音があるほうが集中できる。なので、カフェはいつも利用している。集中力を継続するために、こまめに場所を変えることもオススメ。週末など時間があるときは、朝カフェで勉強→一度自宅に帰り別の勉強→夕方また別のカフェで勉強、など、場所と時間を変えることで、合計すると長時間の勉強時間を生み出すこともできる。

ただし、カフェは勉強するための場所ではないので、マナーは守りたい。長時間はいないようにする(長くても2時間以内には抑えるなど)、一人席に座る、テキストなどの荷物を広げすぎない、消しゴムのゴミなどで汚さない、など。公共の場所を使う以上は最低限のマナーを守りたい。

運動する

週に1~2回は運動をする。自分は、週2回は必ずランニングと軽い筋トレを30分くらいはしている。それだけで、気分がスッキリして集中力が上がると感じている。運動する時間がない場合は、ストレッチをするだけでも全然違うはず。

個人的には、ジムではなく家の周りのランニングがオススメ。家のすぐ近くにジムがあれば良いが、そうでない場合は、準備や移動で時間がとられてしまうし、月謝もバカにならない。あくまで運動をすることが目的なので、近所のランニングで十分だと思う。

以上、社会人大学院生として、意識している生産性の高い勉強方法をまとめてみた。