しがないマーケターの戯言

読んで学んで、物を書/描く。

優秀な人は最後までやり切る実行力をもっている

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オーストラリアの大学院MBAコースの2回目のスタディーツアーに参加した。約半年をかけて取り組んだビジネスプランの発表が無事に終わり、卒業が見えてきた。かつて英語で話すなんて夢のまた夢だった自分が、英語でビジネスプランのプレゼンをするなんて5年前には思いもしなかった。すべて、一緒に取り組んできたチームメンバーのおかげだ。

今回のスタディーツアーで、学んだこと、思ったことが3つある。

優秀な人は最後までやり切る実行力をもっている

ビジネスプランのチームメンバーは、各企業の第一線で活躍している皆んな僕なんかより優秀な人ばかりだったが、特に実行力に優れていた。プレゼンの前日は、何度も何度も全員で練習した。チームメンバーの1人は本番の会場で練習すべきと言い出し、夜間で鍵がかかっている会場を大学のスタッフに交渉して開けてもらい、練習した。プレゼンの内容も、練習の中で気になるところがあれば、ちょっとした言い回しであっても最後まで修正し続けた。最終レポートの提出も、チームメンバーたちは事前に知らされているCriteria(評価基準)と照らし合わせながら何度も修正したし、誤字脱字や、Reference(引用元)の記載に抜けがないか、その連番に誤りがないかも最後まで確認して提出した。

もちろん、ビジネスプラン自体も事前にかなり練っていた。しかしそれと同じくらい、もしくはそれ以上に、最後のアウトプットを詰めて詰めて詰めきった。凡人の僕は、恥ずかしながら「もう単位を落とすことはないし、このへんでいいかも?」と詰めることを諦めてしまいがちだ。だが、今回はチームメンバーのおかげもあり、最後まで詰め切ることがいかに重要かを学ぶことができた。

丁寧な準備は実力不足をカバーする

僕の英語力は大したことない。もちろん、それなりに勉強しているので、日本の平均よりは高いと思うが、特に会話力はまだまだレベルアップが必要だ。

そんな僕が、今回英語でビジネスプランを説明するという貴重な機会を得た。上記のように、チームメンバーと一緒に何度も練習したし、チームメンバーに迷惑をかけられないという思いから、1人でも何度も練習した。プレゼン本番は、100点とは言えないかもしれないが、練習しただけのパフォーマンスは発揮できたと思う。

純ドメスティック海外経験無しでもビジネススクールで英語プレゼンできる。すべて、事前準備のおかげだ。

オーストラリアで働くことを考える

この文章はオーストラリアから日本へ帰る飛行機の中で書いているので、気持ちの面でかなりバイアスがかかっているが、オーストラリアで働く事を本気で考えてもいいかもしれないと思った。

まず、英語の問題。アジアの英語と違い、オーストラリアのネイティブによるスピーキングスピードは速い。これについていけるようにならないと、グローバルで働けるようにはならないんじゃないかと思った。

そしてもちろん、綺麗で広大な街と自然。美しい建物やアート。この環境で生活することは、自分の感性を磨くことに繋がるかもしれないと思った。

また、もうすぐオーストラリア現地の大学院を卒業するので、この国の大学の学位をもっていることで、自分のキャリアの信頼度が高まり、少しでも良いチャンスを得ることができるのではないかと思ったのだ。(短絡的なようだが、起業家論では、自分が持っている強みや人脈を最大限活かすことは非常に重要だと考えられている)

 

そんなことを考えながら、長いGWの休暇を終え、明日から現実に戻る。夏には卒業予定なので、この大学にはしばらく戻らないかもしれないと思うと、少し寂しさを感じた。