約1年前に、僕は都心にある5畳半のワンルームに引っ越した(写真はイメージ)。5畳半といえば、約9平米で、激狭だ。このことを話すと面白がられたり気持ち悪がられたりもするのだが、以前の関連記事をよく読んでいただいていることもあって、都心の激狭ルームに住むことのメリットをまとめておこうと思った次第だ。もはやミニマリストさながらの暮らしをしていると思う。
<関連記事>
部屋の基本スペック
冒頭にも書いた通り、5畳半(約9平米)のワンルーム。本当に狭いが綺麗だし便利だし個人的には気に入っている。
・山手線の内側で、メトロの駅徒歩5分
・1Kで収納はなし
・新築デザイナーズ
・ユニットバス(だけどトイレは綺麗です)
・鉄筋コンクリート
・4階建ての2階
・オートロックあり
・エアコンと洗濯機常設
正直、広さ(狭さ?)以外は申し分ないと思っている。5畳半という狭さは、どういう狭さかというと、「ベッド、以上!」という狭さだ。そんなに狭いのにベッドを置いているのは、収納スペースが全くないため、ベッドの下を収納スペースとして活用したいからだ。ちなみに、モノはかなり少ない。服はかなり捨てたし、テレビも冷蔵庫もクローゼットもない。
都心激狭ルームに住むメリット
交通の利便性
最も大きなメリットは交通の利便性だ。僕の家からは、新宿、渋谷、大手町、東京駅など、都内の主要なエリアに電車で15分以内には行ける。新宿に限っては5分だ。港区の職場にはバスで5分。バスを使えば通勤の混雑も避けられるのでとても便利。
ちなみに我が家の近くにはコンビニ、スタバ、クリーニング屋、薬局、百円ショップもすべて徒歩5分以内にある。便利さではこの上ないと思う。
コスパの高さ
激狭ルームを選んだのは家賃の安さもある。山手線の内側はどのエリアであってもそれなりの家賃である。一方僕は「綺麗である」という条件も捨て難かったので、「広さ」を捨てた。その結果、新築デザイナーズで、7万円代の部屋を選んだ。もし、「綺麗さ」を条件から捨てれば、同じ価格帯でも広い部屋はあるはずだ。実際僕もいろいろ部屋を回ったが、表参道の近くで木造築50年くらいで少し広めの部屋もあったが、結構周囲も綺麗ではなかったので避けた。
モノの少なさ
以前住んでいた部屋の家具は、大学生の頃から使っていたものも多く、10年以上使っているものもあった。前の家には4年以上住んでいたし、ちょうど職場も変わったタイミングだったので、生活を大きく変えたくなって全部捨てた。服もかなり捨てて、必要最低限に絞った。
モノは持てば持つほど、それに関連して必要なモノや時間が出てくる。広い部屋だと掃除をする時間は長くなるし、大きなテレビを買うとそれにふさわしいオーディオ機器が欲しくなるかもしれない。モノが少ないと、それにまつわる時間が減らせる。かっこよく言うと「エッセンシャル」な生活ができるのだ。
もちろんデメリットも
狭い部屋に住むということはもちろんデメリットもある。余計なものが全く置けないので、少しでも服が増えると置くところがなくなるとか、何かの荷物が届いた時の段ボールの処理に困るとか。大きな冷蔵庫はおけないので料理はできないとか。(まあ僕は冷蔵庫すら今のところ置いていない。夏に向けてミニ冷蔵庫の導入は検討している。)
正直、おしゃれや料理を楽しみたい女性などには厳しいかもしれない。
まとめ
まとめると、都心の激狭ルームに住むことは、超便利だけどデメリットもあるよ、ということだ。一方、僕は今の生活には満足している。別記事でも引用しているが元マッキンゼー代表の大前研一さんの言葉を借りると「自分を変えるには、時間配分を変えること。住む場所を変えること。そして付き合う人を変えることである。最も意味がないのは、"決意を新たにすること"である。」
僕は今の部屋に引っ越して、住む場所と時間配分が劇的に変わった。もし、現状に何かモヤモヤしていて、生活スタイルを大きく変えたいという人は、一度試してみてもいいかもしれない。