しがないマーケターの戯言

学びとキャリアに役立つ知識をまとめて紹介

アートに経済的価値はあるのか

プレゼンの内容

TEDアーティストは経済にどう貢献し、私たちは彼らをどう支えられるか』は、ミュージシャンであり、起業家であるハディ・エルベックのプレゼン。

アートは、人の人生を豊かにするものだが、アーティストがフルタイムでアーティストとして活動し、食べていくのは極めて難しい。

プレゼンターによると、アメリカの軍事費の0.05%を使えば、フルタイムのオーケストラを20も運営できて、8万人以上のアーティストに5万ドルの年俸を支払えるらしい。

プレゼンターは、より芸術家が社会で高く評価され、資金面で支援をうけられる社会制度にすべきだと主張している。

アートの経済的価値

アートに経済価値があるかという問いには、間違いなく「ある」と答えられるだろう。著名なアーティストたちの絵画や音楽は、高価な値段で取引されることになる。電通報の記事によると、世界のアートマーケットは76,000億円(2014)もの市場規模があるらしい。

だから、アートには価値がある

アートは保護されるべきか

しかし、だからといって、社会制度として保護・補助すべき、なのだろうか?

僕はこのプレゼンターの主張には一部反対したい。社会からの補助や助成金で生き延びるアートに、経済価値はあるのだろうか?「経済価値」は市場原理の中で生まれるものであるはずなので、保護が必要なものなのであれば経済価値があるとは言えない。

もし、本当にアーティストの社会的評価を高めたいのであれば、市場がお金を払いたいと思うような、もっと魅力的なアートを作るか、アートの価値を上手く伝え、見込み顧客へ的確に届けるマーケティングをしていく必要があるのではないだろうか。

そういう意味では、クリエイターが少額から気軽に課金ができるnoteというツールは画期的だ。noteのコンテンツに課金をするユーザーは、保護がしたくてお金を払っているわけではない。そのコンテンツが良かったから、応援したいと思えるものだからお金を払っている。

やはり、アーティストがより評価されるには、市場原理の中で評価される仕組みを作るしかないのではないだろうか。