秋頃に香港に行ったことを今更ながら書きとめる。香港って、元々はイギリスの植民地だし、公用語英語だしすごい都会で綺麗な街!をイメージしていたが、イメージ通りによかったことも、予想より悪かったこともあった。
アジアの混沌とした街
全体的には香港は大都会だったし、中国だけどちょっと欧米風な雰囲気も漂う、雑多な街。
トラム(路面電車のような乗り物)から見る街中はとても新鮮で気持ちがよかった。香港で有名な香港スタバも素敵。
高くそびえたつマンション
香港のいたるところで目にするめちゃくちゃ高いマンション。しかも、高級なマンションではない。古くて、大きな地震が来たらひとたまりもないようなマンションもたくさんある。
むき出しの空調機が今にも落ちてきそうで、そして工事中の建物は「竹」で補強されていた。竹って!って感じですよね。このへんは、正直イメージと大きく異なった。フィリピンのマニラとか、そんな後進国の街を連想させるものだった。
人口密度と人口格差
調べてみると、香港の人口密度は、世界トップレベル。シンガポールと並ぶ。そして、意外なことに経済格差もかなり大きいようで、あるデータによると世界12位(141ヶ国中)。ブラジルやチリ、メキシコ、中国などより高い順位である。
2012年頃に英「エコノミスト」で公開された記事には激狭のマンションに住む香港人の姿。
一見、華やかで都会のイメージがある香港。高すぎるマンションの向こうに見えるのは、国家としての山積みの課題だった。