しがないマーケターの戯言

読んで学んで、物を書/描く。

就職・転職しようとしている若者が会社の業績なんて気にする必要がない理由

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最近は就活が盛り上がる時期なのか、よくOB訪問を受ける。小一時間、学生の方とカフェなどで話すのだが、その中で、会社の業績のことを聞かれることはよくある。企業の将来性を気にしているんだろう。

気持ちはわかるが、これから社会に出ようとする学生が、その企業の業績や将来を気にする必要なんて微塵もない、とも思う。

若者がクビや倒産を恐れる意味

確かに倒産寸前の会社に入社すれば時間も無駄にすることになるのでよくないかもしれないが、ある一定規模の会社であれば、1年後や2年後に倒産することなんてそうそうない。仮に、入社3年でその会社が倒産したりクビになったりしたって、まだまだ20代で、目の前の仕事を頑張って一定の力がついていれば、転職先なんて山ほどあるはずだ。

30代や40代でも転職するなんて当然の時代。最初に入社する会社で一生働き続ける人なんて今時めずらしいだろう。

会社の業績なんてどうでもいい

僕はマーケターだから、もちろん自分の担当のプロモーションは売上や利益が最大限になるように努力もしているし、真剣に仕事やその先にいる顧客と向き合っているつもりだ。自社のブランドやサービスにも愛着がある。

しかし、心の一番根底では、会社の業績なんて最終的にはどうでもいいと思っている。だって経営者でも株主でもなんでもないし、会社が倒産したって背負う責任は特にない。クビにされても退職金がもらえて新しい仕事に挑戦できるならむしろラッキーだ。

もちろん、社員数名のベンチャー企業であれば話は違うかもしれないが、一部上場しているような規模のある企業への就職・転職を考えているのであれば、その企業の財務諸表をながめてウンウンうなることに何の意味もない。

経験やスキルを最優先に

その会社の業績が良いかどうかよりも、そこで自分が働くことで、どんな仕事ができるか、楽しく働けそうか、自分が欲しいスキルが身につけられそうか、そんな自分へのメリットが具体的にどうあるのかを考えるほうが遥かに大切なのではないだろうか。