久しぶりにマーケターらしい記事の投稿。
この記事では、筆者が独自に収集したアンケートデータをベースに
・人はいくつツイッターのアカウントを持っているのか
・どのくらいの人が裏垢をもっているのか
・本垢・裏垢で投稿する内容や心理が異なるのか
などについて分析してみた。
*過去にSNSについて書いた記事はこちら
アンケート調査の概要
ここで紹介するデータは、独自アンケートに基づいている。対象は、アンケートリンクを貼ったプロモツイートにより、ランダムにツイッターユーザーにアプローチし、任意で回答に応じてくださった方たちだ。
なんと、合計436人の回答が集まった。内訳は、20代を中心にした女性が多く、女性比率が約76%という結果になった(女性のほうが任意アンケートに快く回答してくださるということかもしれない)。
*調査対象としてはかなり偏りはあるが、これは個人的なアンケートなのであくまでご愛嬌ということでデータを見ていただきたい。
ツイッターの保有アカウント数
まずは、ツイッターの保有アカウント数から。
「持っているTwitterアカウントの数は?」という問いに対し、驚くべきはオレンジ色の部分「4つ以上アカウントを持っている」人の割合だ。
若い人ほどアカウントを多く持っていて、10代・20代前半の半数以上はなんと4つ以上アカウントを持っている。複数のアカウントを持ち、使い分けているようだ。
裏垢を保有している割合
次に、いわゆる「裏垢」を保有している割合。このアンケートでは、
・本垢:リアルな知人と多くつながっているアカウント
・裏垢:リアルな知人とはあまりつながっていない匿名アカウント
と定義している。
裏垢と言っても、趣味用のアカウントや閲覧専用のアカウントなど様々だと思うが、今回は上記のように単純化して回答してもらっている。
このデータを見ると、アカウント数が多い若い世代10代~20代は80%以上が裏垢を持っていて、かつその割合は女性のほうが高い。
*あくまでツイッターをやっている人が調査母体であることは留意
裏垢でつぶやく心理
最後に、本垢・裏垢別でつぶやく時の心理を確認した。
これは予想通りといえば予想通りだが、裏垢のほうが、ネガティブな気持ちをつぶやきやすい傾向にある。意外にも異性の話は本垢でも裏垢でも比率は低い傾向だった。
SNSで悲しいこと、辛いこと、ムカついたことなど、ネガティブなことを投稿するのは、実際の知人の目も気になることも多い。そういった感情を自由に出せる場として、裏垢の存在があるのかもしれない。
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今回は、裏垢でつぶやく心理をかなり抽象化して確認したが、今後はもう少し「裏垢をなんの目的で作っているか」などを確認しても面白そうだ。
また、多くのツイッタラーに役立つデータをとるには、「どんな投稿にファボやリツイートをしたくなるか」なども聞いてみたいところ。
以上、ツイッターを使っての独自調査はけっこう面白かったので、また別の切り口で実施してみたいと思う。