当然のような話だが、Googleで「桜」が最も検索されるのは、3月末~4月。つまり、今だ。これは「Googleトレンド」を使えば簡単に確認できる。
桜は満開を迎える時、必ず日本中からの注目を集める。これは毎年変わらない。マーケティング担当者としてはこういう「必ず来る時流・ニーズ」にできる限り乗るようにしたいものだ。
Googleトレンドで検索ボリュームを観察すると、世間の動向やニーズ変化のタイミングをつかめるのでとても面白い。
同じように、「エイプリルフール」も毎年4/1、その日ピンポイントで検索量が爆上がりする。ただし、ここ数年は少しずつ下がっているようにも見える。
だんだんと下がってきているといえば10月末の「ハロウィン」。2015年をピークに、その後は徐々に下降気味。確かに、渋谷のハロウィンの盛り上がりは、一時期の勢いを失っている感はある。
そして、近い将来、必ず来るビッグイベントとしては「消費税の引き上げ」だ。2014年4月に消費税が増税されたが、その頃の推移がこれ。
増税の5ヶ月くらい前から徐々に検索量が増え、4月頭にピークを迎えた。これが今年(2019年)の10月にも起こるとすると、5月くらいからは世間が消費税増税を騒ぎ出し、増税実施の10月頭にピークを迎えることになるだろう。
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新たな時流を作り出すことは難しいが、「時流に乗る」ことはできる。ビジネスの世界でもこれは忘れがちだけど重要なことだと思っている。