しがないマーケターの戯言

読んで学んで、物を書/描く。

オンライン英会話を500回受けて見えたもの

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2年前に始めたオンライン英会話の受講は累計500回を超えた20197月に上海に赴任して以来、英語のペースが落ちているものの、コツコツと勉強を続けている。この記事では、これまでの英語学習経歴を振り返り、到達したレベルを紹介したい。

僕はこれまで長期の語学留学もなく、25歳まで海外旅行もしたことのなかった、超ドメスティック人材だ。この記事が同じような境遇の方の英語学習やキャリアのヒントになれば幸いだ。

現在の英語レベル

この記事執筆現在の僕の英語力はTOEIC LR875, S160, W170というレベル。海外長期留学経験もない自分としてはこの数年で英語力が随分上がったと思う。

オンライン英会話500回をはじめとして、英会話スクールでの学習、オンラインMBAプログラムの卒業、英語の多読多聴など、特にこの3年ほどは継続的に英語を勉強してきた。

それでも決して流暢に話せるとは言えない。実際にネイティブとのコミュニケーションも、聴き取れないことや、伝えられないことが山ほどある。それでも、最低限のシンプルなコミュニケーションはとれるようになったし、英語で話すことは怖くなくなった。

これまでの英語力の推移

今のレベルに達するまでの推移を振り返ってみる。グラフにするとこんな感じだ。

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もともと高校生の時点では英語は全く得意でなかった。むしろ苦手科目の一つだった。最初の受験のセンター試験では120/200というレベルだ。

しかし、最初の転機は一年の浪人生活この一年間で大学受験の基本的な単語、文法を叩き込んだ。この経験は、今の自分の英語力の基礎を作ってくれたと思う。ただ、センター試験で185点をとったとは言え、スピーキングなど話すための勉強は全くしていないし、大学入学後に受けたTOEIC550点というレベルだった。

※この時に役立ったテキストはこちら。

超有名単語帳の速読英単語は、なんども繰り返し長文を読むことで、語彙力アップはもちろん、僕の英語に対するメンタルブロックを完全に払拭してくれた。

これまた有名なテキストDUOは、速読英単語で身につけた語彙力をワンランクアップさせるために欠かせない存在だった。

2つめの転機は大学生の時、野球部での活動で忙しい合間をぬって、コツコツとTOEICの勉強をしていた。この時、同時に発音のトレーニングを地味にやったことも良かったと思う。これによってTOEIC700点をとった。

※この時に役立ったテキストはこちら。

この出まくりシリーズは、DUOのTOEIC特化版といって良いほどの良書だ。本当にそのままに近い文章が本番で出る。僕はこれを繰り返し音読&リスニングした。

「発音できない音は聴き取れない」というコンセプトで、発音の本質を学べる1冊。僕はこれで、発音と同時にリスニング力がかなり向上したと思うし、発音の理解はその後の英語学習にとても有効に働いていると思う。

しかし、大学卒業後の数年間は、目の前に激務に追われ英語を勉強をする時間をとることができなかった。TOEICを受けたりもしたが、点数は500点台まで落ちていた

転機となったセブ島留学

そして、自分の英語学習人生で最も大きな転機となったのは、社会人5年目の時に休暇を活かして参加した1週間のセブ島留学。

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ほんの遊びのつもりで参加した超短期留学だったが、月並みだが人生が少なからず変わったと思う。

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恥ずかしながら25歳まで海外への旅行経験もなかった自分が、英語でコミュニケーションする楽しさを知り、異文化と世界を見る楽しさを知った。

本格的な英語学習の開始

2015年のセブ島留学から、僕は海外MBAを目指すことに決めた。留学コストのことも考え、調査した結果、アジアでのMBA留学が現実的と判断し、真剣に検討していた。

実際に休暇を使ってフィリピンの大学や、マレーシア・クアラルンプールの大学を現地まで見に行った。その後、まあ色々な事情があり、会社を辞めることはせず、働きながらオーストラリアのボンド大学のオンラインMBAプログラムに入学することに決めた。

※ボンド大学についてはこちら。

iroiromanabu.hatenadiary.jp

この頃から、オンライン英会話、英会話スクール、英作文添削など、アウトプット(スピーキング、ライティング)の勉強に本気で取り組むようになった。

海外志向が一気に高まったこともあり、僕は外資系のグループ会社へ異動希望を出し、仕事でも英語を使う環境に飛び込んだ。2年半ほどの間だったが、元々ドメスティック人材である自分にとっては大変貴重な経験だった。

英語力の勉強法は多読多聴+定期的なアウトプット

この3、4年本気で英語を勉強して、つくづく思うのは、語学学習の有効な方法は、「多読多聴+定期的なアウトプット」これ以外には無い。

この「定期的なアプトプット」に、安価で英会話に毎日取り組めるオンライン英会話はかなり有効な手段であることに間違いない。多読多聴でインプットを行いつつ、毎日オンライン英会話でアウトプットをし続けることは、日本国内でできる手段としては理想的な学習習慣だと思うのだ。

多読多聴系の教材については、以下の記事で紹介しているのでご参考まで。

iroiromanabu.hatenadiary.jp

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以上、この記事ではドメスティック人材が英語力を高めた遍歴とその方法について紹介した。