しがないマーケターの戯言

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大学受験で浪人をおすすめする理由と失敗事例

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僕は大学受験の時、1つも大学に合格できず、1年間浪人をした。結論から言うと、その1年の浪人は僕の人生にとって、とてもプラスになっている。僕はその1年間で偏差値を15以上(9教科で5065)上げて、第一志望だった国立大学に合格したからだ。

この記事では、実際に浪人を経験して良かったこと、悪かったこと、そして「失敗する浪人生の事例」をご紹介したい。今、浪人生活に苦しんでいる人、これから浪人しようか迷っている人の役に立てると嬉しい。

浪人して悪かったこと

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まず、浪人生活のネガティブな側面から。

1年間は超苦しい

浪人生活への感想は人それぞれだが、僕にとっての浪人生活は、まさに人生のどん底だった。今から考えると1年の浪人なんて大したことはないのだが、当時は高校の友人たちが一足先に大学生になり、一人暮らしやアルバイトを始めているのが羨ましくてたまらなかった。みんな大学という組織に所属しているのに、自分だけ無所属。とてつもない孤独に苛まれていた。

きっと、これは僕が卒業した高校が「ほどほどな進学校」だったことによる。超進学校は、学年の半数がより高偏差値の大学にいくために敢えて浪人を選択する場合もある。こういうケースだと、仲間がたくさんいて、感じる不安や孤独も少なかったかもしれない。

家庭財政へのダメージ

僕は、決して裕福とは言えない田舎の家庭で育った(あとで当時の父親の年収を聞いて、よくそれで子どもを大学に進学させられたなと感心するレベル)。

僕はとても授業費の安い予備校を選択したが、それでも扶養家族が1年間延長戦に臨むことは家庭財政へのダメージが大きかったと思う。

浪人して良かったこと

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上記のように、ネガティブなことはもちろんあるのだが、ポジティブな側面も山ほどある。今浪人生活を選ぶか否かを迷っている人の背中を押したいと思う。

最終学歴が変わると人生が変わる

まず、浪人をすることでいわゆる偏差値のより高い大学に合格し、卒業するということは、最終学歴が変わる。最終学歴が変わると将来就く職業の選択肢が増えるし、より高い報酬を得られるチャンスも増える。

時々、「学歴なんて関係ない」と主張する人もいる。「大学なんて辞めてしまえ」という極端な主張すらある。でも僕はそれは無責任でキレイごとだと思う。もちろん、「学歴がないと絶対に幸せにはなれない」という意味ではない。例えば、大した学歴がなくても自分で何らかのビジネスを起業して、多くの報酬を得られる人だっている。でも、99%の普通の人にはそれは真似できない。

シンガポールや中国など海外の経済大国では学歴によって取得できるビザが異なる場合すらあり、それによって給与も変わる。将来「海外で働いてみたい」と思った時に、大学を卒業していないと、働くことすらできないかもしれないのだ。

学歴によって将来が約束されることはありえない。でも、あなたが凡人であるならば、「大学は卒業したほうが良い」し、「社会的に評価の高い学歴を持っていた方が良い」のは明らかだ。

 

僕は、現役生(高校3年生)の時、受験して落ちた大学は偏差値50くらいの地方国立大学。1年間浪人して偏差値65を超える関西の某国立大学に合格できた。大学では周りの意識も高かった。大手商社や広告代理店、金融といったいわゆるハイキャリアの道を選ぶ友人もゴロゴロいた。僕も、大手事業会社に就職し、東京で働いている。何が人の幸せかなんてわからないし、大手企業に勤めることが必ずしも良いとは限らない。でも、偏差値50にも満たなかった田舎者の自分が、学歴という武器を手に入れて、自分の世界を広げ、生きていられるのは事実だ。

1年なんて大したことない

また、もしあなたが今、浪人生や高校生であるならば、1年間「も」余計に受験勉強をするなんて苦しすぎるとか、大学に入学したあとに浪人生というだけで白い目で見られてしまうのでは、などという不安があるかもしれない。

これは断言できるが、1年間の浪人なんて、人生のうちでは「誤差」に過ぎない。高校生の頃は特に1歳の差というのは大きく感じられるものだ。でも、20歳を超えてくると1,2歳の差なんて全く大したことない。身近な大学生や大人の人に、「浪人経験者って、それが理由でバカにされることある?」と聞いてみてほしい。「そんのあるわけないじゃんwww」と笑われるはずである。

むしろ、1年間も勉強だけに打ち込める環境なんて、これから一生来ない可能性だってある。自分の基礎学力を高め、人生を変える大チャンスですらある、と僕は思う。

勉強するスキルが身につく

どういった予備校で勉強するかによるが、浪人生というのは、高校生の時ほど、先生がガミガミとかまってくれない。その分、1年という長いスパンで自分自身で勉強の計画を立てて、取り組む必要がある。時にはモチベーションが下がって、それをどうにかしようと自分をマネジメントする必要もあるかもしれない。

僕は1年間、がっつり勉強に打ち込んだことで、勉強するスキルを身につけられたと思う。スケジュールの立て方、科目別の勉強のポイントや、苦手科目への取り組み方、モチベーション維持の方法など。

このスキルは社会人になった今も役に立っていて、最近卒業した社会人大学院での勉強もスムーズに進められたと思う。

やればできるという自信

そして、自分が納得する大学に合格できた時に得られる自信は何よりも財産になる。自分はやればできるという自信は、その後もいろいろなことに挑戦するモチベーションにもつながる。

もちろん、第一志望校に合格できるかどうかは、やってみないとわからない。それでも、1年間、正しく努力すれば基本的に学力が下がることはないはず。自分が納得出来る選択肢にたどり着ける(合格できる)かが重要だと思う。

こんな浪人生は失敗する

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最後に、僕の周りにいた「こんな浪人生は失敗する」事例を紹介したい。

彼女を作る

特に男性に多いのが、浪人中に予備校で新しく彼女を作ってしまうパターン。「男性」「新しく彼女」というのがポイントで、男子は基本的に2つのことを器用にこなせないので、彼女ができてしまうと夢中になってしまい、勉強に手がつかなくなる。逆に、女性は器用な場合が多いので、彼女は受験に成功して、彼氏のほうだけ失敗するなんてことはザラにある。男性諸君はくれぐれも気をつけてほしい。

「新しく」と限定したのは、昔から彼女がいてその関係を継続する場合と、浪人時代に新たにできる場合とでは、気の散り方が雲泥の差があるからだ。

ぜひ、浪人中の男子は、もし仮に好きな人ができたとしても「第一志望に合格したら告白しよう」くらいになんとかとどめておくことをおすすめしたい。

「大学に入ってからが勝負」という言い訳

浪人時代の友人に「大学に入ってからが勝負だよね」と、入学する前から言い訳(?)をしている人がいた。じゃあなんで浪人してるんだという話。

もちろん、大学生になってからどれだけ勉強や研究をするか、どれだけ課外活動に取り組むかというのは非常に重要だ。でも、学歴はそれとは別の話だし、受験勉強では頑張れないけど、大学生になってからは勉強を頑張れるというのはかなり疑わしい。

偏差値を5上げようとする

1年間勉強に打ち込むなら、目標設定は高くすることがおすすめだ。自分の80%の力で達成できる目標を設定してしまうと、逆に頑張れないし、モチベーションの維持が難しくなると思う。

僕は偏差値を15以上上げないと合格できない大学を目標に設定した。それが、自分が1年間120%努力して届くかどうかというラインだと考えたからだ。

これが、偏差値5くらい上げることを目標にしていたら、それほど頑張れていなかったかもしれない。

 

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以上、浪人という選択をする上でのメリット・デメリットや、失敗事例をご紹介した。本気で1年勉強することは、あなたの学歴を変え、人生の幅を広げることにつながると思う。

浪人の先輩の1人として、ぜひ思い切って1年がむしゃらに努力する経験をおすすめしたいという気持ちでこの記事を書いた。