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しがないマーケターが書く戯言。

フリーランスで個人は成長できるか|フリーランスでいこう!

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最近SNSなどで話題の高田ゲンキさん「フリーランスで行こう!」を読んだ。フリーランスという働き方に少しでも興味がある人にはかなりオススメできる1冊だ。フリーランスの働き方における魅力も、苦労も、営業ノウハウも、マンガでさらっと20分くらいで読めてしまう。

フリーランスの魅力と不安

フリーランスという働き方の魅力として、やはり「自分で好きなように働ける」ということは大きいだろう。自分の仕事量や、キャリアを自分で選択して進めていける。もちろんクライアントの要求には応える必要があるが、基本的には嫌な仕事は断っても良いわけだし、自分で考えて自分で仕事を切り拓いていくことができる。

そんなフリーランスの働き方は、会社員である僕も魅力を感じるし、いつか挑戦してみたいことの一つだ。

 一方で、僕が個人的に不安を感じるのは、フリーランスになることで「今のスキルの切り売りのような働き方になってしまわないか」ということだ。

もし、僕が今フリーランスになるとしたら、ライティングや、販促物の制作、マーケティングアドバイザー的なものになると思う。これまで約9年、企業でマーケティング担当者として仕事をしてきたので、それらの経験とスキルを活用できる楽しそうな仕事だ。

ただ、今までやってきたそれらの仕事(つまり、すでに今の自分でできる仕事)をひたすらたくさんこなしていくことで、自分は新たなスキルを獲得できるのだろうか、という不安がつきまとう。最初は活躍できるかもしれないが、もし、それらのスキルが時代遅れになってしまった時に、人生が詰んでしまうことにならないだろうか。

会社員の成長機会

一部では、サラリーマンなんて言われたことやってるだけで、会社に飼い殺されるうんぬんの話を聞くことがある。しかし、やりたいこと以外にも会社に強制的にいろいろな仕事をやらされるからこそ、身につくスキルとできる経験は山ほどある。

僕も、今までの人生にまったくデジタルやITの要素はなかったが、一度Webマーケティングの専門部隊に配属されて、Web関連のリテラシーが格段に上がったように思う。おそらく自分で好きなことだけをやっていたら身につかなかったスキルである。

もちろん、自分でストイックに色々なことに挑戦できて、自分で考えてスキルを習得していける人は、企業に縛られる必要はないかもしれない。ただ、おそらくそうではない人が大多数なのではないだろうか。

「不安定」が成長の機会

さて、そんなことを考えていたが、冒頭でご紹介した「フリーランスで行こう!」の中で印象に残った言葉がある。 

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この「安定は敵である」というイラストレーター大寺聡さんの言葉である。大寺さんによると、「収入や生活が安定することで自分の成長が鈍る」ことがフリーランスにとっては敵だというのだ。

これは、今まで持てていなかった視点だった。確かに、出社すればとりあえず給料が毎月一定額もらえる会社員と違って、フリーランスの収入は安定しない。その不安定さが、フリーランスのリスクではある。でもだからこそ、常に危機感を持ってスキルをアップデートできる。

会社員として組織の中で階段を駆け上がっていくわけではないので、身につけるべきスキルは異なるのかもしれないが、フリーランスとして成長していけるということなのかもしれない。

 

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この本を読んで、ますますフリーランスという生き方に魅力を感じた。もう少し組織人として積みたい経験が残っているので、今すぐではないかもしれないが、フリーランスという生き方を将来の選択肢に据えて、今のキャリアを選びたい。

 また、イラストレーターやエンジニア、デザイナーなどのクリエイティブ職ではない方(つまり僕のように総合職系の会社員のかた)向けには以下もおすすめ。マーケティング職、営業職、広報、経理などの総合職がフリーランスになるノウハウがつまっている。

普通の会社員がフリーランスで稼ぐ

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Posted with Amakuri at 2018.11.10

  • 田中美和
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン