しがないマーケターの戯言

本とか語学とかMBAとか。

日本人マーケターが海外転職するには|おすすめエージェントなど

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僕は近い将来海外で働きたいと思っている。元々、25歳まで日本を出たことのなかったドメスティック人材だったのだが、なぜか20代終盤から急に海外への興味が強くなった。一人で海外旅行にいったり、セブ島の語学学校で学んだり(1週間だけだが)、英語も勉強したし、オーストラリアの大学院のオンラインコースも卒業した。仕事も、英語を使う機会の多い職場に異動させてもらっている。

ただ、そこまでしてもやはり海外で働きたいという夢は薄れることなく、大学院の卒業をきっかけに転職活動をゆるめに始めてみた。もし、僕と同じようにマーケターで海外転職を考えている人の参考までに、ここまでの活動で思ったことをまとめておこうと思う。(ちなみに、4社ほど受けてみて1社内定を頂いたが、このポストの時点ではまだ活動は継続中だ。)

マーケターが海外転職することの難しさ

正直、留学経験や赴任経験がないマーケターがいきなり海外に転職することはハードルが高いと感じている。むしろ、営業職のほうが案件がたくさんある。

なぜなら、「マーケティング」という仕事は、定義が実にいろいろあるとは思うが、基本的には「そのマーケットや、顧客背景をよく理解している」必要があるからだ。例えばアメリカに、アメリカのこともアメリカ人の嗜好も全く知らない日本人がマーケティング担当者として行くよりも、アメリカ人が担当したほうが圧倒的に良い。

だから、マーケティング職として現地で日本人を欲しているポジションは多くないのだ。

日本人マーケターが海外で働く可能性

では、どのようなケースで日本人マーケターが海外の現地で欲されるのか。

外資系×日本市場向け

ひとつは、日本市場向けに商品を販売したり、集客したりしているビジネスの場合。日本人であるバリューが明確に出せるケースだ。日本でのマーケティングの経験がそのまま活かせるはずなので、海外での実務経験がない場合には、グローバルキャリアの最初のステップとしては魅力的だと思う。

日系×日本市場向け

日系の企業が日本市場向けにマーケティングを行うケース。これは、例えばその現地にあるものを日本向けに売る場合や、現地の優秀な(もしくは低賃金の)エンジニアを雇用してWebマーケティングなどを行っているケースがある。これも「外資系×日本市場向け」のケース以上に日本人にとっては働きやすい環境だろう。ただし、いわゆる「グローバルマーケティング」ではないので、「住む場所が海外に移ったが、やることは国内と大きく変わらない」というケースも多そう。

日系×海外市場向け

本社が日本にあり、本社へのレポーティング等で日本人が必要な場合。海外市場向けなので、いわゆる「グローバルマーケティング」を経験できる非常に魅力的なポジション。ただ、多くの場合、日本本社で実績を積んだ社員が赴任する場合が多いので、転職者向けの求人は少ない。

この場合は、現地スタッフのマネジメントの要素がかなり強くなることが予想される。

外資系×海外市場向け

この場合は、ほとんど日本人向けのポジションというのはないと思う。ネイティブレベルの語学力があれば問題ないと思うが、少なくとも日本で長く生活している人には例えポジションがあったとしても相当難しいだろう。

求人の探し方

求人サイトやエージェントをいろいろ使っているのでそれぞれの感触を紹介したい。

ビズリーチ

有名なハイクラス向けの求人サービス。登録しているとスカウトも来るし、求人の検索もできるので、こまめにチェックしてここで気になる案件が出てきたら応募するのは有効だろう。ただ、多くのケースはその企業に直接応募するわけではなく結局は転職エージェント(リクルートキャリア、dodaなど)につながれるので、二度手間に感じてしまうことも。

ちなみに、ビズリーチは自分の職務履歴などを登録していくと、それをそのまま職務履歴書としてダウンロードできるので、ビズリーチ以外での応募にも使えて便利だ。

doda

エージェントのかたに面談をしてもらったが、親身になって考えてくれて良かった。ただ、国内案件がほとんどで、海外転職をこれ1本で進めるのはちょと無理がありそうだ。

RGF

リクルート系のエージェントで、海外(特にアジア)や外資系の案件を多く持つ。通常のリクルートキャリアやdodaなどは、案件の膨大さゆえに採用側(転職者側)と企業側の担当が分かれているが、RGF1人のエージェントが採用側と企業側の両方を担当しているので、対応が手厚いと言われる。ただ、僕はその担当者さんによると思うが、シンガポールの担当者はレスも悪く対応がぶしつけで印象が悪かったため、コンタクトをとるのをやめた。

JACリクルートメント

そもそもが外資系企業のため、海外の案件が多い。JACRGFと同様に1人のエージェントが採用側と企業側の両方を担当しているので、対応が手厚い。僕もいくつか案件を紹介してもらったが、丁寧に対応してくれるので、継続的にコンタクトをとっている。

Linkedin

今や海外の転職市場では超有名と言われるビジネス用のSNSで、求人もたくさん出ている。日本人向けのポジションもチラホラあり、僕はいくつか応募してみたのだが、そもそも書類を出しても返事がないことが多い。おそらく、Linked inに求人を出しているのは、その現地に住んでいる人を採用しようとしているのであって、ビザサポートや転職までの期間が長くかかるであろう日本在住の日本人は多くのケースで対象外なのではないかと予想。

アブローダーズキャリア

アジアを中心とした求人が多いサイト。ただし、ほぼエージェントが案件を出しているので、ここで応募しても結局はエージェントとコンタクトをとることになる。どんな案件や選択肢があるのかをイメージするには良いサイトだと思う。

Green

Web制作やWebマーケティングの案件が多いサイト。海外の案件はそこまで多くないが、各社が社名を公表して直接応募できるので安心感がある。最近人気のあるビジネスマッチングサービス:Wantedlyの少し求人サイト寄りといった感じだろうか。

おすすめ本

最後に、海外転職(特にアジア)について参考にしたものの中から、よかったもの厳選3冊を紹介したい。

普通のサラリーマンのためのグローバル転職ガイド

普通のサラリーマンのためのグローバル転職ガイド

Posted with Amakuri at 2018.11.2

  • 大石 哲之, 森山 たつを
  • 東洋経済新報社

 

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以上、これまでの転職活動を通して知ったこと、感じたことを書きとめた。これからしばらく活動して行く予定なので、成功事例を作って続編を書きたい。