1週間の休みをとり、バンコクへ1人旅してきた。そんなに珍しい体験はしていない。ただただ有名な寺院を見て、アユタヤ遺跡を見て、バンコクの街の喧騒を感じた。
バンコクの街は混沌としていた。中心部には、銀座シックスのような巨大高級ショッピングモールが立ち並び、ただ少し道をそれると虫が飛びまくってる汚い屋台でおっちゃんが飯を食っている。
ローカルな路面店では200円もしない価格で美味しいガパオやパッタイを食べられるが、その隣のレストランでは同じような料理が1,000円くらいしたりする。
混沌というか格差というか、数年前に旅したフィリピンのマニラが記憶に強く蘇った。
そして、遺跡や寺院は壮大だった。
仏教文化から来た建造物や、その模様はとても綺麗だった。
「near equal」という、バンコクでは有名なローカル雑貨屋さん。そこではタイ文化を反映したデザインの素敵な雑貨がたくさんあった。
あまり物には興味がないタイプなのだが、この雑貨屋には少しばかりテンションが上がり、いくつかお土産を購入した。
近代的な洗練されたデザインも好きだが、歴史を感じる古い物には、そこにしかない魅力があるということを改めて実感した。そして同時に、自分に根付いているのはやはり日本文化の美しさであるということも感じた。
思えば、僕は昔から日本の古いものが好きだった。ビジネススクールでビジネスプランを出す時も、なぜか日本茶、和紙、着物、陶器、というテーマがいつも頭に浮かんだ。
そんなことを1人旅の間考えていると、どうにも創作意欲が止まらなくなり、帰国してから「和カラーのピクトグラムを無料ダウンロードできるサイト」というものを勢いに任せて作ってしまった。(これから徐々に種類を増やしていきたいので、こんなもの欲しいというものがあればぜひリクエストフォームから!)
バンコクという自分にとっては初めて見る新しい世界を感じながら、自分の内面にも向き合えた、良き時間だったと思う。