NERDY

しがないマーケターが書く戯言。

シンガポールへの弾丸旅行で学んだ生き残り戦略

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シンガポールに3日間で弾丸旅行した。たった3日間だったが、事前知識通り、シンガポールという国がいかに戦略的に人と金を集め、経済成長したかを感じることができたのでまとめておきたい。

シンガポールの歴史背景

シンガポールは、1965年にマレーシアから独立して建国された、わずか50年ちょっとの新しい国だ。しかし、今や1人あたりのGDPではとうに日本を抜き去り、アジアで最も豊かな国になっている。

東京23区と同じくらいの面積の小さな国で、資源も資金もなかったシンガポールは、法人税や所得税を下げ、かつてあったスラム街を一掃し、外国から多くの企業と優秀な人材を誘致することで、急速な経済成長を実現した。真に戦略的な成長国家なのだ。(以下参考書籍)

なぜ? シンガポールは成功し続けることができるのか

なぜ? シンガポールは成功し続けることができるのか

Posted with Amakuri at 2018.7.9

  • 峯山 政宏
  • 彩図社

シンガポールの歴史がしっかりわかる

峯山政宏「なぜ?シンガポールは成功し続けることができるのか」

とにかくインパクト重視の建物

ほんの2,3日の観光だが、地下鉄が張り巡らされ、巨大なショッピングモールが至る所にあり、大都会そのものであることはよく分かった。経済的に完成されている上に、日本食のレストランや日系企業のアパレルブランドなどもひしめき合っているため、良くも悪くも海外に来た感が薄かった。

初めてのシンガポールだったので、とりあえずガイドブックの最初の辺りに載っているようなメジャーどころを押さえた。マーライオン、マリーナベイ・サンズ、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ、チャイナタウンなどだ。観光自体は純粋に楽しめたが、どれもかなり戦略的に作られたものだということがヒシヒシと伝わってきた。

  ↓マーライオン

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 ↓マリーナベイ・サンズ

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そもそもシンガポールの象徴ともいえるマリーナベイ・サンズが、こんな歪な形をしているのは機能性を全く無視しているし、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの植物の世界観も不思議で、絵としてのインパクトで観光客などの人を世界中から強力に集めようとしている意図が明確だ。

 ↓ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ

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シンガポールで赴任している友人の話では、ガイドブックでもよく目にするマーライオンは実は2体目。そのすぐ後ろにいる小さなマーライオンが、オリジナルであるが、かつて「観光地のがっかりスポット」としてメディアで揶揄されたこともあり、大きな見応えがあるものを作った(という逸話があるらしい)。それほどまでに、シンガポールは外からの目を気にして作られた都市だということだ。

 ↓小さなマーライオン 

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クリーンな街づくりのための厳格なルール

また、街を綺麗に保つために、日本人からしても「細かすぎない?」と言いたくなるような法律も多い。まず、ポイ捨てされがちなガムは販売が禁止されているし、電車内では、禁煙はもちろん飲み物を飲むことも禁止。電車やホテル内には、ドリアン禁止のマークがあり、臭いまでルールでケアしているのだ。夜10時以降での、アルコールの小売も禁止だし、泥酔状態で路上で寝込んでしまったりしたら、それだけで逮捕されてしまうらしい。とにかく細かくルール化することで街を清潔に保ち、観光客や外国からの人や企業の誘致に支障がないようにしているのだ。

 

シンガポールは、観光地として見るとただの綺麗な都会であるとも言えるが、土地も資源もなかった小国が、生き残るためにとった戦略から、角度を変えると学びも多い魅力的な国家だと感じた。