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しがないマーケターが書く戯言。

ブログ・文章を書くことのメリット|「企業参謀」から学ぶ思考の言語化

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僕は趣味でブログを書いていて、もちろん読んでいる人に役に立つ情報や、面白いと思ってもらえるような記事を書きたいと思っている。

しかし、ブログを書くことの一番のメリットは自分にある。文章を書くということは、「思考を言語化する」ということだからだ。

マッキンゼー日本支社の元社長でもある大前研一氏は、中学生の頃から毎日考えたことを日記に書いているらしい。日記といっても、今日どこに行ったとか何を食べたとかそういうことではない。自分が経験の中で何を考え、どう理解したかということを書き留めていたらしい。

そして、経営コンサルタントとして働き始めた大前氏が書き留めたノートが、彼が30歳の時に「企業参謀」という1冊の本となり出版された。経営コンサルタントとは、そして戦略的思考とは何かが綴られたもので、日本初の本格的経営書と呼ばれる名著となった。

企業参謀―戦略的思考とはなにか

企業参謀―戦略的思考とはなにか

Posted with Amakuri at 2018.6.23

  • 大前 研一
  • プレジデント社

 

僕は大前氏が学長であるビジネススクールで学んでいるので、授業の課題図書として企業参謀を読んだが、30歳の人間が書いた内容とは到底思えない。何十年も経営コンサルタントを経験したプロフェッショナルが書いたものと言われても何の不思議もない。

こんな超人の話と、僕みたいな凡人の話を結びつけるなんて恐れ多いことだが、やはり、思考を言語化、文章化するというのは、自分のために重要なことなのだ。言語化できないことは考えていないと同じなのだから。

最後に、「企業参謀」の中で大前氏が掲げた「参謀五戒」のサマリを紹介する。これがコンサルタントになりたての30歳の若手ビジネスマンが考えた内容なのだから驚きである。 

戒1:参謀たるもの「イフ」という言葉に対する本能的恐れを捨てよ

「もし状況がこうなったら、どのように考え、あるいは行動、反応したらよいか?」ということを考える。自ら選択することができる代替案が何であるかを常に理解し、それらの間の損得勘定を怠らない。だから、状況の変化にも柔軟に対応でき、その柔軟性ゆえに戦いに勝てる可能性を自ら高めることができる。 

戒2:参謀たるもの完全主義を捨てよ

相手よりもほんの一枚上をゆく市場戦略を、タイミングよく実施することが勝利のカギになる。市場のシェア競争においては完全な市場戦略は意味がない。流動する市場動向を見逃しては効果はないから、タイミングが重要な因子となる。

戒3:KFSについては徹底的に挑戦せよ

物事には、その結果に影響を与える主要因(KFS:

Key Factors for Succes)が必ず存在する。戦略的思考家とは、自らの担当する業務において、常にKFSが何であるかという認識を忘れない人のことである。そして、全面戦争ではなく、KFSに対する限定戦争に徹底的に挑む。

戒4:制約条件に制約されるな

何が理想像で何が障害物かという共通の認識がなければ、組織内のベクトルはあらゆる方向に向かい、事態改善のための第一歩を踏み出すことすらできない。「何ができないか」と考える代わりに「何ができるか」と最初に考える。そして、その「できる」ことを「できなく」している制約条件を一つずつ執拗にはぎとる戦略を考える。

戒5:記憶に頼らず分析を

記憶力偏重の日本の教育において、日本人は成長過程で「分析力」と「概念をつくり出す力」の開発がおろそかにされている可能性が高い。戦略的思考家たる者は、自らの意志によって、これを克服することを計画的にやらなくてはならない。