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しがないマーケターが書く戯言。

働きながら海外MBA体験談|BOND大学オンラインコースの内容まとめ

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オーストラリアのBOND-BBTグローバルMBAコースに在籍しているので、そのコースの概要と必要な費用、求められる学習時間などをまとめてみる。

コースの概要

このコースは、元マッキンゼー日本支社の社長を務められた大前研一氏を学長とするビジネスブレークスルー経営大学院と、オーストラリアの私立Bond大学とのコラボコースである。コース終了者には、Bond大学の正式な経営学修士(MBA)の学位を授与される。

オンラインコースではあるので、パートタイムのコースである。働きながら受講している方が、自分も含めほとんどだと思う。

40%の授業は日本語、60%は英語の授業である。基本的には、事業戦略、マーケティングや組織行動論など、日本のマーケットや組織文化の深い理解を必要とするものは日本語で学ぶ。逆に、会計、ファイナンス、統計学、経済学など、世界共通で定量的なものは英語で学ぶこととなる。なお、2018年からは英語オンリーのコースも新設されるようだ。

入学要件

はっきり言って、入学のハードルは高くない。

・英語のエッセイ

・2名からの推薦書(日本語)

・卒業大学の成績証明書

上記の提出が求められる。また、求められる英語力は、英語の科目を履修するためにはTOEIC650、卒業までに2回の参加が必要なオーストラリア現地でのスタディーツアーにはTOEIC750のスコアが求められる。

必要な費用

卒業までに必要な費用は、授業料とシステム使用料を合わせて約300万円。これとは別に、教科書の購入費や、スタディーツアーの参加費なども合わせると、概算で350万円くらいは見ておいたほうが良いだろう。

また、授業料は1科目あたりに対して支払う。0.5単位の授業なら約10万円、1単位の授業なら約20万円だ。この授業料は、履修するために毎回支払う必要があるので、例えば、1単位の授業を履修して、もし落としてしまったら、再度履修しなければならない。その場合は、もう一度授業料の20万円を支払う必要がある。したがって、上記で触れた授業料の約300万円は、単位を落としてしまうともっと膨れ上がってくる可能性がある。

ちなみに、僕は特に成績が優秀なほうではないが、今のところ単位を落としたことはない。しっかり勉強をすれば大丈夫なはずだ。

必要な時間

さて、働きながら大学院に通うということで、どのくらい勉強時間が求められるのかは気になるところだろう。

まず、卒業までには2年~3かかる。優秀な人は1.5年で卒業しているが、1年に1人いるかどうかというレベルなので本当に優秀な人だ。そして、僕は、2年半での卒業を目指しているが、そのペースだと毎セメスター(13セメスター制)で、2~3の授業をとる必要がある。例えば、事業戦略の授業と、会計の授業などだ。

このくらいのペースで学習を続けていくと、僕の場合は、平日は1~2時間、週末の土日は1日に3~5時間くらい勉強するようなペースだろうか。もちろん、それぞれの授業で必要な学習時間は違う。

逆に、本業が超多忙でこのくらいの時間が捻出できない状況では結構厳しいかもしれない。とはいえ、一緒に学習している受講生の中には、小さいお子さんのお世話や、大企業でのマネジメント業と両立している人もいる。独身で自分の時間がたっぷりある自分からすると尊敬するばかりである。

学習内容

グローバルMBAのコースなので、学ぶ分野は他のMBAと大きくは変わらないと思う。事業戦略、マーケティング、組織行動論、リーダーシップ、会計、ファイナンス、経済学、統計学などだ。

そして、もちろんMBAなので、「勉強」といっても受験勉強のように問題を解き続けたり単語を暗記したりするような勉強ではない。エアキャンパスと呼ばれるSNSのようなツールを使って、受講生や講師の方とディスカッションをしたり、個人レポート、グループレポート、WEBテスト、論述テストなどで、単位の取得を目指す。

授業は映像授業と、ライブ授業があるが、ライブ授業は必須出席であることはほぼなく、自分の空いた時間に録画授業を見て、上記のディスカッションやレポートに取り組むこととなる。

グループレポートでは、受講生同士でスカイプやFacebookを使ってディスカッションして作り上げる。オンラインといえども意外と学生同士のつながりがあるものだ。

よくある質問

その他、よく聞かれる質問をまとめてみる。

オンラインコースは孤独ではないか

確かに、オンラインコースは通学型に比べて一人で黙々と勉強するシーンが多いかもしれません。しかし、グループワークもあれば、Facebook上での交流も盛んだ。東京が中心だが、飲み会もよく開かれる。意外と受講生同士の交流が多いのが個人的な印象だ。

受講生はどういうバックグラウンドの人が多いか

受講生のバックグラウンドは実に様々だ。海外に在住している方も多くはないが一定数いらっしゃる。一方で、ほとんどの方は国内の企業に勤務している。業界は様々だ。例えば、僕の同期の方であれば、メーカーの経営企画部、製薬会社の営業や営業戦略、IT業界など。そして驚いたことに、勤務医、エンジニア、医薬品研究員の方など、一見MBAとは離れた分野に従事している方もいらっしゃる。研究者やエンジニアの仕事を、経営的なマクロの視点を持って向き合っていきたいと考えられている意識の高い方ばかりで、本当に尊敬できる方ばかりである。

また、蛇足だが、企業から派遣されるフルタイムのMBAコースに比べて、BondMBAコースは私費で受講している方がほとんどだ。これも実は重要で、このコースは入学のハードルは高くないものの、300万円以上の費用と2~3年という貴重な時間を投資するという覚悟を持っている人ばかりなので、学びに向かう熱意も非常に高い方ばかりだと思う。

英語力は伸びるか

このコースの受講を通して、リーディングとライティングの英語力は伸びると思う。英語の文献を読んだり、英語のレポートを提出することも頻繁にあるからだ。しかし、スピーキングはあまり求められることがなく、このコースを受講してスピーキング力が伸びることはないと思う。スタディーツアーにてビジネスプランのプレゼンをするので、その練習のために、スピーキング力も自分で伸ばす必要はあるが。

学位にブランド力はあるか

僕はまだ卒業していないし、この学位をもって転職活動もしていないのでわからないが、正直言ってブランド力はないと思う。MBAの本場はアメリカとイギリスであるし、MBAの学位取得者は、人数自体は世界中で増えているようである。学位があるからといって、高給な仕事を得られるわけではないだろう。ここで得た知見やスキルをいかに実務で活かせるかが重要だ。ただし、MBAの国際認証であるAACSBEQUISを取得しているコースである。日本でもこれらの認証を得ているMBAコースは少なく、プログラム内容は信頼できるものではあるはずだ。

 

以上、Bond大学MBAコースについてまとめてきたが、追加で質問を頂ければお答えするので、Contact formからご連絡頂きたい。