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しがないマーケターが書く戯言。

MBA学生が読んでいる経営学のバイブル本12選

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オーストラリアのボンド大学のMBAコースに入学して1年半以上が経ち、必須科目がほぼ履修し終わり、だんだんと卒業が見えてきた。僕の所属しているコースでは約60%が英語の講義になるため、英語でケースや論文を読むことも多いのだが、やはり母国語で教科書を読むほうが理解スピードが違う。ということで、僕はどんな授業でも日本語の書籍を理解のために読むようにしている。

そこで、ここでは経営学を学ぶ上で、バイブルと言えるような本をまとめてみる。世界的にも認められている研究者たちの書籍も多く、そういった書籍は文章を書く際には堂々と引用できるところが良い。

また、会計や統計学といった定量的な分野の書籍は、内容は少し基礎的すぎるものでも理解するために重宝した書籍を紹介している。僕がそれらの分野に精通していなかったため、難解な書籍は避けたこともあるのでご了承頂きたい。

事業戦略

ジェイ・B・バーニーの「企業戦略論」。けっこうなボリュームが「基礎編」「事業戦略編」「全社戦略編」の3冊あるので、1ページ目から読んで行くというよりは辞書的に使った。価格戦略、ファイブフォース分析、VRIO分析、海外戦略など、事業戦略レベルでのフレームワークと事例が網羅されており、まさにMBAの教科書である。

企業戦略論【上】基本編 競争優位の構築と持続

企業戦略論【上】基本編 競争優位の構築と持続

Posted with Amakuri at 2018.6.23

  • ジェイ・B・バーニー
  • ダイヤモンド社

 

 マーケティング

マーケティングの神様フィリップ・コトラーと、ケビン・レーン・ケラーの「マーケティング・マネジメント」。STP4Pなど基礎的なものから、マーケティング戦略に必要なフレームワークや観点がすべて入っていると言っても過言ではない1冊。世界中のMBAコースで教科書として使われていると言われている。

コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 第12版

コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 第12版

Posted with Amakuri at 2018.6.23

  • Philip Kotler, Kevin Lane Keller
  • 丸善出版

 

ただ、フルバージョンはかなり分厚いので、もし個人的に読むのであれば「基礎編」をオススメする。最新の事例などはフルバージョンと比べて少ないかもしれないが、これでも情報量として充分すぎる。

コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント基本編 第3版

コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント基本編 第3版

Posted with Amakuri at 2018.6.23

  • Philip Kotler, Kevin Lane Keller
  • 丸善出版

 

 組織行動論・リーダーシップ

スティーブン P.ロビンスの「組織行動のマネジメント」。リーダシーップから、従業員のモチベーションマネジメント、組織構造のフレームワークなど、企業をマネジメントするための教科書的な1冊。色々なところで引用できるので、個人的にはかなり便利な良書だと思う。

【新版】組織行動のマネジメント―入門から実践へ

【新版】組織行動のマネジメント―入門から実践へ

Posted with Amakuri at 2018.6.23

  • スティーブン P.ロビンス
  • ダイヤモンド社

 

異文化コミュニケーション

国際経営論の名誉教授ヘールト ホフステートの「多文化世界」。文化と国民性を4つの次元(権力格差、個人志向-集団思考、男性的-女性的、不確実性の回避)の度合いで説明している。異文化コミュニケーション上の問題を説明する時には、このホフステードの定義に沿って考えると原因が理解できることがほとんどだと思う。

多文化世界―違いを学び共存への道を探る

多文化世界―違いを学び共存への道を探る

Posted with Amakuri at 2018.6.23

  • ヘールト ホフステード
  • 有斐閣

 

ネゴシエーション

ロイ・J レビスキー「交渉力」。交渉術の名のつく本は多くあるが、これほどセオリーがまとまった書籍はないと思う。交渉に臨むマインドセットから、状況に応じて使い分ける交渉スタイル、テクニックや、失敗の条件など、あらゆる観点が体系的にまとめられているので、本で勉強するならこれ1冊と、他はケースだけで良いと思う。 

交渉力―最強のバイブル

交渉力―最強のバイブル

Posted with Amakuri at 2018.6.23

  • ロイ・J・レビスキー, ブルース・バリー, デイビッド・M・サンダース
  • 日本経済新聞出版社

 

アカウンティング

建宮努「ゼロからはじめる英文会計入門」。これは教科書的な網羅性はないが、会計が専門分野ではない人が、アカウンティングを学び始めるには最適の書だ。

ゼロからはじめる英文会計入門〈第3版〉

ゼロからはじめる英文会計入門〈第3版〉

Posted with Amakuri at 2018.6.23

  • 建宮 努
  • 中央経済社

 

また、アカウンティングを理解するためには、簿記の理解が必要であるが、浜田勝義「はじめての人の簿記」はとてもわかりやすく良書だった。

ファイナンス

企業価値分析などのファイナンスを理解するには、石野雄一さんの著書が重宝される。実務でファイナンスに馴染みのない僕みたいな方は、まずは「ざっくり分かるファイナンス」で概略をつかみ、「道具としてのファイナンス」を3回くらい読むことをオススメしたい。

道具としてのファイナンス

道具としてのファイナンス

Posted with Amakuri at 2018.6.23

  • 石野 雄一
  • 日本実業出版社

 

統計学

経済学者で数学エッセイストの小島寛之の著書「完全独習 統計学入門」基礎を「身につける」にはこちらの本はかなり良かった。説明が本当にわかりやすいだけでなく、例題が所々に散りばめられているので、自分で定理を使ってみるということが可能。難解な数式がほとんど出てこず、あくまでビジネスで統計を使うためのポイントに絞られている。

完全独習 統計学入門

完全独習 統計学入門

Posted with Amakuri at 2018.6.23

  • 小島 寛之
  • ダイヤモンド社

 

経済学

N. グレゴリー マンキュー「マンキュー経済学」。MBAだけではなく、多くの大学で教科書として使われている文句なしの経済学のバイブル。事例も多く盛り込まれていて、個人的には読み物としても面白かった。専門的に学ぶわけでなければ、「入門編」で十分だ。深めたい場合は「ミクロ編」「マクロ編」を揃えるのが良いだろう。

マンキュー入門経済学 (第2版)

マンキュー入門経済学 (第2版)

Posted with Amakuri at 2018.6.23

  • N.グレゴリー マンキュー
  • 東洋経済新報社

 

起業家論

サラス・サラスバシー「エフェクチュエーション」。エフェクチュエーション理論とは、ゴールからビジネスを考えるのではなく、Means(すでに手元にある手段)から、何ができるかを考える起業家的な思考法である。今ある人脈、スキル、経験、志向などからスタートすることで、早くビジネスを具現化し、柔軟に変化していける。まずはゴールを設定し、そこへの道筋を描くのが常識と考えるのではなく、あくまで起業家としての必要な考え方が理解できる。 

エフェクチュエーション (【碩学舎/碩学叢書】)

エフェクチュエーション (【碩学舎/碩学叢書】)

Posted with Amakuri at 2018.6.23

  • サラス・サラスバシー
  • 碩学舎

 

以上、たくさん紹介してしまったが、経営学のバイブルとも言える書籍たちだ。